シンガポールに引越してきて、ずっと、シングリッシュが全然聴き取れなかったんです。
息子のブリティッシュ系インターナショナルスクールの先生方も、毎年担任が変わるたびに、今年はスコティッシュ、アイリッシュ…と全然聴き取れない!と年度の初めは思ったものですが
専業主婦で暮らしていた頃は、生活するくらいの英語は特に困っていなかった。
ところが就職して、同僚がシンガポール人ばかりになって、シングリッシュで仕事を教わる、会議をする、やり取りをし始めた時
困った、仕事は適当な理解では済まない…と悩んだくらい、シングリッシュが聴き取れなくて。
文章で見たら簡単な英語でも、全然聴こえなかったんですよ。
若い世代の子たちは、シングリッシュとそうじゃない英語を使い分けるので、聴きやすい。私と同年代の40代女性たちのシングリッシュが難しい。
わからない仕事を聞きに行ったのに、むしろ仕事を押し付けられる。定時で帰るために、知っていることも知らないと切り上げる。そういう日本人とは根本的に違う国民性も相まって、だんだんと同僚とのやり取りが苦痛になり、入社3ヶ月目くらいに、耳が拒絶反応を起こして、シングリッシュが全く!聴こえなくなった時期もありました。
でもそれではいけない…と思っていた頃に
12月から、近所のローカルのヨガスタジオに週3回くらい通い初めて
そこでもインストラクターによっては、全然何を言っているかわからない!人もいて
でも、それまで通っていた日系ヨガスタジオと、アーサナ(ポーズ)名は同じなので、なんとか聞き取ってやっていって
それから半年
1回1時間のクラスに週3回
これが良いシングリッシュレッスンになって、気付いたらどのインストラクターでも聴き取れるようになっていて
おまけにオフィスでも同僚たちのシングリッシュが聴けるようになっていました。
40代で聴力自体も悪くなっているんだと思うけど
それでも、慣れてくるものだなぁと、ちょっと世界が広がったような気分です。
オフィスの中でも一番難しいシングリッシュの経理部の女性がいて、苦手意識が高まってしまって、あまり関わらないようにしていたのですが
最近ランチに行ってみたら、子どもの年が近くて、男の子で、うちの子と名前が同じという事を知り(うちの子の名前は、世界中にいるらしい)
働く母として困ったことを、上司に一緒に訴えたりしているうちに、気付いたら苦手じゃなくなった。
昨日彼女から、とあることのお礼にとマカロンをいただいて
去年の今頃は彼女のシングリッシュが聴こえなくて泣きたいくらいだった自分の成長に感動しました。笑
ちなみにヨガも、ローカルスタジオは日系スタジオよりもかなり運動量が多くて、ベーシッククラスに付いて行くのがやっと、だったのですが
半年経って、ベーシッククラスでは物足りなさを感じるようになり
最近は1つ上のクラスに参加するようになりました。
40代でも、慣れて、できるようになることはあるんだなぁと自信が付いたというか
慣れてリラックスして、シングリッシュの会話もヨガも楽しめるようになったのが嬉しい。
慣れないうちは緊張しながらやっていたからね。
ローカルヨガスタジオに通い始める前、高い授業料のビジネス英会話スクールの個人レッスンに数カ月通ったのですが
それよりもローカルヨガスタジオに週3回通ったほうが、私には効果があったわけで
身体だけでなく、心と耳にも柔軟性が付いていた気がします。
見た目はどんどん老いても、気持ちはフレッシュなおばばでいたい。
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