子どもが生まれる前、夫婦でよくバリ島に行っていました。
その頃のバリ島旅行は、カユマニスというヴィラでゆっくりすることが旅の目的で。
ヌサドゥア、ウブド、サヌール、そしてジンバラン…各エリアのカユマニスのヴィラを回っていました。
子どもをなかなか授からなかった我が家には、当時は16歳以上しか宿泊できなかったカユマニスのヴィラが、とても居心地が良かったんです。
2011年3月11日、東日本大震災が起こった日、私たちはバリ島に向かう機内にいました。
お腹には、まだ豆粒サイズの息子がいると知らずに。
結婚7年目、子宮筋腫の手術もして、子宮内膜にあった大きな筋腫を取った後で、子宮内膜が薄く、人工授精もできず、もう子どもを諦めた頃の、自然妊娠でした。
その時に泊まっていたのも、カユマニス・ジンバラン。
当時はまだスマホもなく、Wi-fiも充分ではなく、夫が持っていた会社のPCのみが日本との連絡ツールという時代。
その時に助けていただいたのが、カユマニス・ジンバランの日本人ゲストリレーションを務められていた、ゆかりさんでした。
ゆかりさんは、ジンバランに移動する前の、ヌサドゥア時代からお世話になっていた方。
息子が3歳の時にも、一度レストランにお邪魔したんですけど
その後、シンガポールに移住して、新生活と息子のインターナショナルスクールのサポートでいっぱいいっぱいだった私は、なかなかバリ島に気持ちが向かず
コロナで渡航できない時期が数年
今回の久しぶりのバリ島旅行は、すっかり大きくなった息子と夫がサーフスクールに行くことがメインだったので、スミニャックに泊まっていて
気軽な旅行だったので、カユマニスはまたの機会かなぁと思っていたんですが
プライベートのインスタに写真をあげたら、ゆかりさんがメッセージをくださって
会いたくて、たまらずに、最後の最後に、空港に向かう前に、カユマニス・ジンバランに朝食をいただきに寄ってしまいました。
全然変わらない、みんなが笑顔で迎えてくださるカユマニス
スタッフの皆さんが本当にホスピタリティ溢れる宿で
懐かしさが込み上げました。
前に訪れた時にはまだなかった、新しいレストランにお邪魔しました。
バリ島の自然とモダンが融合した、とても素敵なレストラン。
10月のバリは乾期でとても気持ちが良い風が吹いていたので、テラス席で朝食をいただきました。
カユマニスに宿泊すると、とっても美味しい朝食が、1日中いつでも、好きなだけいただけたので、ヴィラに引きこもって美味しい食事を堪能するのが楽しみだったっけ。
子どもがいると、1日3食、決まった時間に食べますけど
夫婦二人旅の時は、好きな時間に起きて、好きな時間にブランチを食べて、1日2食でも構わなかったので。
今から思うと、子どもを授からない時代は、本当に自由に旅をしていました。
カユマニスのシグネチャーといえば!の、懐かしのトリュフエッグ。
ゆかりさんにおすすめいただいて、思い出しました。
美味しいミーゴレン。
こちらもシグネチャーの、カユマニストースト。
カユマニス(シナモン)の香りに、昔を思い出しました。
息子の好物、パンケーキ。
どれも美味しくて幸せ!
緑溢れるレストランで気持ち良い風に吹かれながら、バリ島の音楽ガムランを聴いて
バリ島に来てよかったな。
カユマニスに寄ることができて、良かったな。
カフェラテを飲みながら、ゆかりさんと、ゆっくりお話できました。
仕事中なのに、こんな時間をいただけて有難い。
初めてお会いしたのは、もう15年くらい前で、お互い若かったな。
その後、我が家も息子を授かり、半年違いくらいで、ゆかりさんも結婚してお子さんを授かり
気がつけばお互い、お母さん。
そして子どもたちも、10歳を越えたなんて、不思議な感じ。
話していると昔のままだけど、確実に時は経っていることを知る。
それでも、こうしてお会いできることに感激しました。
昔は日本人で溢れ返っていたバリ島、今回は本当に日本人に出会わなくて、時代が変わってしまったことを実感したけれど
シンガポールからバリ島は近いので、ぜひぜひ、カユマニスの素晴らしい空間を訪れてみてくださいね。
ジンバランはヴィラが広くて優雅、子連れならカジュアルなサヌール、大人だけならヌサドゥア、人里離れた深い森がお好きならウブドがおすすめです。
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