今年の中秋節・Mid Autumn Festivalは、9月13日(金)。
シンガポールのチャイナタウンもライトアップが始まって賑やかです。
毎年ランタン飾りが変わるので、今年はどんな飾りなのか、毎年見に行くのが楽しみです。
メインはNew Bridge Rd.
ランタンが飾られるメインストリートは、チャイナタウン駅前を走るニューブリッジロード。
今年のテーマは月の女神と切手?
そして、シンガポールの観光名所の建物を模ったランタンがありました。なぜここにUSS?セントーサのケーブルカー?ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリーグローブ??と、じわじわ込み上げるものがありますが…。
シンガポールの公団・HDBと、市民の足である電車やバスのランタンは、見ていてほっこりしました。
Pagoda St.
チャイナタウンのお土産屋街、パゴダストリート。ここは人通りも多く賑やか。
この時期になると、MRTの出口に市民が描いたランタンが飾られます。
絵心のある可愛らしいランタンばかり。
そして今年は、あちこちに人の形のランタンが置かれていて、探し歩くのも面白い。
South Bridge Rd.
チャイナタウンの一角の南側を走るサウスブリッジロードもライトアップされて華やか。
シンガポールに暮らしていると、よく行くチャイナタウンの街ですが、ライトアップの時期は特別な雰囲気で、何度行っても楽しい。昼は暑いので、ライトアップがきれいな夕方~夜だと暑さが和らいで、散策するのも少しラク。
シンガポールの中秋節、日本の中秋の名月。
多民族国家シンガポールですが、その7割は中華系の人々で、チャイナタウンのお祭りは一番華やか。秋の収穫シーズンの終わりである中秋節は、家族で盛大に祝うのだそうです。
中秋節の時期は一年の中で月が最も明るく輝く時期で、中秋節のお祝いといえば、お月見パーティ。ランタンを飾った庭に集い、お茶を飲みながら月餅を食べ、月を見るのだとか。
この中国の中秋節が日本に伝わったのが、「中秋の名月」「十五夜」。
日本の十五夜は、賑やかというよりも、ススキを飾って静かに闇夜の月を見上げる風習ですが、子供の頃は十五夜のお月見団子を飾って、夜にそれを家族で食べるのが楽しみな日でした。
最近では、日本はまだ中秋の名月の頃は残暑が厳しく、暑い夜もありますが、私が子供の頃は、もうお月見の夜はだいぶ涼しく、縁側に出て夜風に当たるのが心地よい時期であった覚えがあります。
中秋節を迎えても秋はやって来ない常夏シンガポールですが、こうしたイベントを迎えることで、季節感のようなものを感じています。
シンガポール・チャイナタウンのHP
中秋節や旧正月の大きなイベントだけでなく、フードイベントなど、様々な催しがあるチャイナタウン。HPやFacebookにお知らせが出るので、チェックしています。