互いに尊重し合える関係

◆暮らし・シンガポール
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2020年も残すところ、あと数日。

Phase2に入って、もう半年。今日からPhase3に入り、最近はもうすっかり、シンガポール内で友達とZoomをすることも無くなりつつありますが、久しぶりに日本の幼稚園時代の友達ママたち4人でZoom忘年会をしました。

東京都はこのところコロナ感染状況が酷くなる一方なので、日本にいる3人も、シンガポールにいる私と同様に、会えていないようで

リーダーが声をかけてくれたら翌日の夜にZoom集合できました。

私は、息子が幼稚園年少で入園した時から、仕事を再開していて

幼稚園は18時までの預かりを利用していたので、14時で降園するママたちに会うことは、あまりなかったのですが

それでも、この4家族の仲が、卒園後3年経っても続いているくらい、心の支えのようなママたちに出会えたのは、今から考えると、とても有難いことで。

我が家は、息子が年長の春にシンガポールのVISAが出て、移住が決定するまでは、誰にも言えなかったのだけど

どこか海外に移住をすることは、もっと前から決めていて

その準備のために、丁度よい仕事に就いたので

気持ちは幼稚園のママ付き合いよりも、仕事に傾いていて

今から考えると、園のためのボランティア活動にもほとんど参加せず(手は貸せないから寄付で、という割り切り母でした)

年長の1学期で退園して、シンガポールにやってきてしまったのだけど

今になって考えてみたら、仲良くなった飲み仲間ママ4人のうち、1人は当時から既に旦那さんが自営業で飲食店を経営していたけれど、あとの2人の旦那さんたちも、大手のコンサルから独立して、今は経営者となり

みんな、表向きは専業主婦ではあったけれど、家庭の過渡期で、夫の仕事を手伝いながら生きていた人たちだったから

私のような母の生き方も、理解して、応援してくれて、支えてくれていたんだなぁ…と、今になって振り返るんだけど。

子供たちが赤ちゃんの頃から一緒に過ごしていた友達ママの中には

私が仕事を始めることを批判して

子供を18時までの預かり保育に入れることを「かわいそう」と批判して

一緒にいることはできなくなった人も、いたんです。

働いていると言うと、「生活が苦しいの?」と言う人も。

だからと言って、専業主婦と働く主婦は仲良くなれないわけではなくて

人は、同じ境遇でないと、仲良くなれないわけじゃない。

どんな境遇であれ、相手を思いやれたら、互いに尊重し合えたら、良好な関係は続くのだなと思うのが、ママという立場での付き合いかな。

同じ学校や職場・趣味や年齢というカテゴリーなしに、様々な経歴や年齢の人々との付き合いが始まるのが、ママの世界だから

時には、天下一武道会のような、バラエティに富んだ相手との闘いの舞台に上がらなければならない時もありますが。笑!

私は別にそこで天下を取らなくてもいいので

志の似ている人と出会えたら

それは本当に有難いこと。

日本は夜中の0時を回っても、3時間以上ワインを飲み続けていても、酔うどころか頭が冴えていく美女たちとの忘年会は、学ぶところがたくさんあり、私もそういう母でありたいと、次に日本に帰省できるようになった時に自分だけ落ちぶれていられないと、背筋が伸びたような、2020年を締めくくるのに良い飲み会でした。

そういえば、この忘年会のためにコールドストレージにワインを買いに出ようと思ったら、ものっすごい土砂降り雨が何時間も続いて、Grab Martでワインを一本届けてもらったんですが

家から近かったらしく、配送料が0.9ドルで!

すごいな、Grab Mart…

子供の頃は家の電話がダイヤル式固定電話だった昭和生まれの女が、アプリでワイン買って、30分で届けてもらって、それ飲みながら、オンラインで日本の友達と忘年会できるって、すごい事だ。



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