3日目の午前中は、Grabで1区に移動して、ベンタイン市場へ。
観光がてら、一か所くらいはホーチミンの市場を見てみたくて行ったのですが
既に同じ東南アジアのシンガポールに住んでいて、市場へ買い物に行くことは日常生活の一部になってしまっている今、目新しいものはなくなってしまっていて
むしろ、物価の高いシンガポールでも市場ではほぼ定価で、値段を釣り上げて吹っ掛けてくることはないので
値切り交渉を前提に倍にも吹っ掛けてきて、高い!と断って去ろうとすると腕を掴んでくる売り子がいるベンタイン市場が、面倒になってしまった。
昔よくバリ島に行っていた頃は、ウブド市場で値切り交渉して買うのが旅の醍醐味だったし、きっとここも自分一人でじっくり歩けたら、また違った見え方だったのかもしれない。
でも、買い物嫌いの息子を連れて旅をする今、ゆっくりじっくり見て歩くことはできないし。
誤解のないように書くと、もちろんベンタイン市場は何も悪いわけではないのです。
私たちが日本からの旅行者だったら、ここはもっと新鮮で、珍しいものがたくさんある刺激的な場所だったと思う。
でも、今の私たちには、家から歩いて行ける場所に、同じように南国フルーツが並ぶ市場があるのだから、ここで見る物はなかっただけ。
きっと、最初にベトナムに足を踏み入れたバックパッカーと、何か国も何か月も回ったあとにベトナムを訪れたバックパッカーでは、感じ方が違うだろうというのと、同じこと。
実は元駐在だった友人から、「ベンタイン市場にはfitflopによく似たサンダルが3,000円くらいで売られていて、ホーチミン駐在員の妻たちもよくそれを履いています」と教えてもらったので、どんなものか興味があって行ってみました。
シンガポール人女性のほとんどが1足は持っているのではないかというくらい人気のfitflop。私も1足持っていて、他のビーサンとはまるで違う抜群の歩きやすさ・雨でも滑りにくい造りの良さに、愛用しているのだけど。シンガポールではアウトレットやセールでも100ドルくらいの品物なので(履いてみればその価格に納得しますが)、そのよく似たサンダルはどんなものかと。
ただ、あまりにもずらりとサンダルが並ぶので、探すことはできず終了。
一番気になったものは
スターバックスコーヒーの女神マークを絶妙に模した、ベトナミーズコーヒーTシャツ。
かぶっている笠と、アイスベトナムコーヒーが。。
これを息子と友達の分と2枚買おうと思って値段を聞いたら
「モーニングプライス。すごく安い。1枚 500,000ドン」という。
約2,500円。
えぇぇ。物価の高いシンガポールでCotton OnのTシャツ買うより高いんですが。。
最終的には、2枚で200,000ドン(約1,000円)まで値切れたのですが、「もうこの値段で買って!」と私の腕を掴んで離さず、強引にTシャツを袋に入れようとしたので、ちょっとそれは無いだろう、と買わずに帰りました。
旅先の市場で買い物する愉しみは、駆け引きと、コミュニケーション。
アジアのマーケットが好きで色んな国で訪れたけど、こういう強引な人からは買いません。あとで品物を見たときに、その旅を思い出すような買い物がしたいじゃない。高級ブランド品でも、100円の雑貨でも。
で、どこで私が↑の2枚を買ったのかと言うと。
最終日に空港で、飛行機に乗る直前の売店で買いました。
きれいな袋に入って、おそらくお土産の最高値だと思われる空港で、定価1枚6ドル(約650円)。
もしベンタイン市場でこのTシャツを探す方は、この値段を参考までに。