シンガポールには戦前の日本に関わる建物がほとんど遺っていませんが、数少ない貴重な史跡の一つが、アッパーウィルキーロードの丘の上に立つ美術館、The Private Museumの建物です。
こちらは戦前の旧日本総領事館として使われていた建物でした。
現在は美術館として一般公開されています。
約3ヶ月ごとに展示が変わり、新進気鋭の若手アーティストを紹介していることが多く、毎回楽しみにしています。
10月からの新展示、タイ人アーティストNatee Utaritさんの「Déjà vu: When the Sun Rises in the West」ローンチ祝いにご招待いただきました。
東洋と西洋、仏教とキリスト教が融合したイマジネーションで描かれた作品が興味深い。
仏教画のステンドグラス
この建物は、旧総領事館になる前に、日本人歯科医のご一家が住まわれていた邸宅だったそうですが、建物の造りはその当時のままなのだそうです。
歴史ある建物に一世紀前の日本とシンガポールを想いながら、アート作品を眺めました。
屋根裏部屋にも
今回はタイのアンバサダーもお見えになってのイベントした。
若い頃からシンガポールのアート界で活躍するナッティさんは、とても穏やかで控え目な印象の方。
こちらのミュージアムのイベントで用意されているフィンガーフードのケータリングが、いつも素敵。
場所柄、日常生活で偶然通りかかるようなところではないのですが、リトルインディア駅から歩けるので、散策がてらぜひ訪れてみてください。
https://theprivatemuseum.org/exhibition-launch-deja-vu-when-the-sun-rises-in-the-west
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