今年もUN Day(United Nations Day)がやってきました。
イベントの多いインターナショナルスクールの中でも、一年で一番盛り上がるのが、このUN Dayではないでしょうか。
息子が通う学校では、幼稚園から高校までたくさんの生徒がいるので、学校全体の行事というのは、このUN Dayだけなのです。
初年度は、一体UN Dayが何なのか??さっぱりわからず、英語で送られてくる案内を読んでも想像がつかず、謎だらけで当日を迎えたのですが
我が家も早いもので3回目のUN Day参加となり、勝手もわかってきたし、今年からPrimaryの校長が変わり、とても細部に気が付く女性の校長先生になったので、UN Dayの説明が書かれた案内メールや当日の動きの細かな時間割が載ったメールが事前に届くようになったので、どう動いたら良いのかが非常にわかりやすい1日となりました。
UN Dayには出身国の民族服を着て行くので、その準備も毎年迷うところ。日本人なら浴衣、韓国人はチマチョゴリ、インド人はサリー、スコットランド人はキルト、ニュージーランド人はラグビー・オールブラックスのユニフォーム、ヨーロピアンはサッカーのユニフォームなど、当日はとても華やか。
今までは息子に紺色の甚平を着せていましたが、日本人の男の子はほぼ全員が甚平を着ているし、色鮮やかな各国の民族服に比べると、地味に見えます。日本の「粋」を、UN Dayの世界各国民族衣装の中で伝えるのは、なかなか難しい。
もう去年の甚平がサイズアウトしたので、今年はお祭りの法被を着て行きました。
東京の下町の祭だったら、渋い法被を着せたいところですが、インターナショナルスクールのイベントなので、よさこい祭り向けの華やかなものを選びました。白地にカラフルな色が入った法被で、周りからも好評を頂き、遠目に見ても目立つので、なかなか良かったです。
久しぶりに、楽天の海外配送を利用しました。
そして、今年の息子のクラスの母たちはパリピ揃いで、あっという間に8人のボランティア募集枠が埋まり、当日子供に持たせる出身国のTraditional foodも効率よく決まったので、特に私がやることもなさそうだったので、初めて、日本人保護者による日本の折り紙や玩具で遊ぶWorkshopのボランティアに参加してみました。
幼稚園の子でも回して遊べる、折り紙の独楽(こま)作りを担当。
3枚の折り紙を使って作るので、とても芯がしっかりした独楽になり、よく回ります。和柄の折り紙を入れると、Japan Crafts感が増します。赤と金でスーパーヒーロー風な色合いにするのも、男の子にはウケました。
ワークショップ・ブースを飾るガーランドも作成。
あまり準備期間が無い中で、「やります!」と手を挙げてみたものの、3m×5mのブースを2つ使うということで、かなり大ぶりなガーランドでないと映えない…。1人では無理だったので、お友達母を3人誘って、手分けして作成しました。
本番まで3日くらいしかなかったのに、みんなすぐにDAISOに材料を買いに行ってくれたり、制作を始めてくれて、完成。
ガーランドの提灯作りは、これを参考にしました。
桜祭りをイメージして、ピンクの花紙を使ってお花のポンポンを作ろうと決めたら、最初にDAISOに行った人が「もうあらかじめ花が作れるように折ってある花紙があるよ!」と連絡をくれて、急いで買いに走りました。これのお陰で、時間がない中で、だいぶ助かりました。シンガポールでもこんな便利なものが手に入るのが素晴らしい。
息子が全部花を開いてくれました。面白かったらしい。
私は、提灯用の赤色紙が2セットしか在庫がなくて買えず、、提灯の数が足りなそうだったので、折り紙で蛇腹の飾りを作ってみました。
和柄で表、無地で裏の分を作り、糸で2つを付けて飾りにしたのですが、作っているうちに楽しくなって、ひたすら蛇腹を降り続け。。
作り方は、こちらを参考にしました。
蛇腹の飾りを折っていたら時間がかかって、前日の夜にやっと完成。
材料はすべてシンガポールのDAISOで購入。
ION店は小さくてあまり材料が揃わず、シティスクエア店にはたくさんありました。時間があったらジュロンのIMMに入っている巨大店舗に行くと、何でも揃いそう。
今回は、日本の折り紙クラフトを教えるワークショップだったのですが、独楽やガーランドを作ってみて、改めて折り紙の世界の奥深さを学んだ気がします。正方形の紙一枚から作れる物の幅広さってすごい。
我が家は、日本らしい飾りと言えば、兜飾りくらいしか持って来なかったのですが、他の方は、和柄の手ぬぐい、ひな祭りの壁飾り、だるま落とし、剣玉など、日本の伝統的な飾りや玩具をお持ちで、たくさんの物が集まりました。
今後、日本に一時帰国する際には、日本を紹介する時に使える物を持ってこようと思います。
今回のワークショップで、世界各国から来た子供たちが、日本の折り紙や玩具で楽しそうに遊ぶ姿を見ることができて、本当に幸せでした。
私が日本で過ごした約40年間よりも、海外に出てからのほうが、日本の文化について考えたり、紹介をする機会が増えています。
子供が海外のインターナショナルスクールに通うようになってから、改めて、日本について学ぶようになりました。
それを、息子にも伝えていけたらと思っています。