ターフクラブの旧正月を祝うレース、Fortune Bowl。
仕事でお世話になっている方から、今年もVIPルーム観戦に招待いただき、食事会とレースを楽しんできました。
レース開始前に、ドラゴンダンスとライオンダンス。
競馬場のVIPルーム、普段から華やかですが、旧正月はより一層。
競馬場を見渡せるテラスから、ワイングラス片手に観戦。
今年集まった方たちは競馬のレースに熱中して、盛り上がりました。私は2戦だけ馬券を買って、ほんのちょっとですけど勝ち。それで満足して、雰囲気を楽しませていただきました。
ビュッフェの食事と、ビールやワインをいただいて、ローヘイも。
神様がテーブルを回って、チョコレートやフォーチュンクッキーをいただきました。
フォーチュンクッキーのメッセージ。The best is yet to come。まだまだ頑張れってことかしら。
調教師と馬主しか入れないパドックにもお邪魔して、馬のコンディションをチェック。
後ろから見て、お尻が大きく丸く、後ろ足がまっすぐに伸びて筋力のある馬が強いのだそうです。
レース後にジョッキー全員が計量する様子も見学させていただき、貴重な体験でした。
ターフクラブは、今年の10月で閉鎖されることが決まっています。
つまり、シンガポールから競馬がなくなるということ。
1890年イギリス統治時代、上流階級の娯楽だったターフクラブの競馬に始まり、クリケットクラブ、ゴルフクラブなどの会員制クラブが広がっていったそうです。
プライベートクラブとして始まった競馬は、その後、政府の管轄へ。
しかし2010年にマリーナベイサンズにカジノが登場し、国民の興味は競馬からカジノへと移り変わり、ターフクラブは赤字続き。
そして昨年シンガポール政府は、ターフクラブの閉鎖を決定しました。
というわけで、こちらの旧正月祝いに参加させていただくのも、今年が最後となりました。
この決定の速さが、シンガポールの発展の理由の1つなのでしょうね。
シンガポールに住んでいると、一つの時代が終わり、新たな始まりを見届けることが、幾度かあるような気がします。
それもこの国に住む魅力なのだなと思います。
閉鎖後、ここが何になるかはまだ決まっていないそうですが、クランジに新たな娯楽施設ができるとは考えにくいので、HDB住宅になるんでしょうかね。
10年後は、まるで違う風景になっているのかと思うと、この緑豊かな風景を見納めしてきました。
にほんブログ村