義父の命日がその年の海の日だったので、毎年その時期に帰省をするのが恒例でした。
祇園祭の頃なので、いつも行きたいと思いながら、大混雑だからとやめていて。
「いつでも行ける」が、そうではないことを思い知ったコロナ禍を経験し、せっかく今年の帰省は祇園祭の前祭にあたったのだからと、7月17日の朝、烏丸まで山鉾巡行を見に行ってきました。
息子は京都の暑さに、外に出たくない、おばあちゃんと家でゆっくりしてると言うので、夫と二人で、身軽に。
阪急烏丸駅はかなりの人で溢れ返っていて、どこから出たら良いのかわからず。
もう山鉾巡行が始まる5分前だったので、急いで案内係の駅員さんに「どこで出たらいいですか?」と聞いたら、20番!と教えていただき
地上に上がったのが上ったのが8:57。
烏丸通は両側とも歩いて進むことができないくらい混んでいたので、息子は来なくて正解でした(まだ150cmに届かない身長では見えなかった)。
行き当たりばったりで見に行ったけど、メインの長刀鉾 (なぎなたほこ)もちょうど見られて
現在では唯一残る神の使い・生稚児さんが乗る様子も見ることができました。
関東、江戸の大神輿のお祭りを見て生まれ育った私には、この雅やかな京都の祭が新鮮で、混んでいても暑くても、見に行って良かった。
息子も、いつか一度は見せに連れて行こう。思春期を過ぎたら。
雲一つない快晴の青空の朝で、とても暑かったので、4つほど山鉾を見て満足し
すごい人混みですが、押し合いへし合いしないところに、古都の伝統を守る雰囲気がありました。
地下に降りて、阪急電車の始発である河原町まで歩こうかと思ったら、地下街のイノダコーヒーがちょうどオープンする時間だったので
通常は10時開店のようだけど、祇園祭だからか、30分早く、9時半にお店を開けたみたい。
昔、京都が好きで、Hanako Westを熟読して、友達と会社帰りに東京駅で待ち合わせて夜行バスで京都に着いて、イノダコーヒーでモーニングをしていた若かりし頃を思い出す。
お腹が空いていたので、欲張りました。
夏の関西の味覚、鱧のパスタがあると見て、すかさずオーダー。
夫はハヤシライス
フルーツサンドを二人で分けて食べて
久しぶりに飲んだ、こちらのコーヒーがとても美味しかった。
このコーヒーの名前なんだっけ、東洋の真珠だっけ、アラビアの秘宝だっけ、とか言ってましたが、アラビアの真珠でした。ミルクと砂糖入りで、ほんのり甘くて、シンガポールのコピを上品にした感じ。
もうお腹いっぱい、よういただきました、よう呼ばれたわ、ようけ呼ばれさしてもらいました〜。と言っていたのに
最後にどうしてもプリンパフェを食べると言って聞かなかった夫。
何でも食べとき。
いつか食べよう、いつでも食べられるとは限りませんからね。
お土産にキッチンクロスをまとめ買い。
マグも可愛い。
イノダコーヒーは本店がとても素敵で、若い頃に行きましたが
鳥籠がたくさんあって、色鮮やかな鳥がいて
鳥アレルギーの私は、鼻と目が急性アレルギー症状でやられ、コーヒーの味も香りも何も感じられなかったという痛い思い出があります。
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