イスラム教の五行の一つ、約1ヶ月間の断食を行うラマダンの時期になりました。
今年は3月22日〜4月20日がラマダンで、4月22日がお祝いの日・ハリラヤプアサです。
シンガポールのインターナショナルスクールでは、色んな民族の宗教行事やイベントを祝いますが、息子が通ってきた学校では、どちらもマレーやイスラム教のお祝いはしません。日本人も結構いますが、日本のお祝いは一切しないのと同じように。
そして、思い返せば去年まで通っていたブリティッシュスクールのクラスの仲良しの子にはマレー系・イスラム教徒の子がいなかったので、息子は今までラマダンをよく知りませんでしたが、転校して今年のクラスに初めてバングラディシュ人のイスラム教徒の子がいて、その子からラマダンの話を聞き、断食を知ったようです。
息子からラマダンの話題が出たので、ブギスでのピアノレッスンの帰りに、アラブストリートのラマダンマーケットを覗いてみました。
ブギスには毎週来ているけれど、ピアノレッスンが終わるのが夜7時、翌日も学校と仕事なので、駅前で夕食を食べるかテイクアウトして、すぐタクシーで帰宅するのが常なので、夜のアラブストリートは久しぶり。何年ぶり、というか、もしかしたら初めてじゃないかというくらい、ライトアップされたアラブストリートを見たのが初めてな気がします。
シンガポールで一番大きなラマダンマーケット、パヤレバのゲイランセライ・マーケットの規模に比べると、だいぶ小さいのですが、アラブストリートは観光客にも大人気の場所なので、外国人で賑わっている雰囲気でした。
そういえばゲイランセライはコロナ前に行ったけど、息子はこれが何のマーケットだったかはわかっていなかったみたい。
本気でラマダンマーケットを見に行ってみたい方は、こちらが良いと思います。
平日だからか、マーケットの食べ物ストールはあまり賑わっておらず、ここで何か買い食い・立ち食いしようと思ったら、息子から「やだ。お母さん、いつも、立って食べちゃ駄目って言うじゃない」と知恵のついたことを言って拒否されまして…。
ラマダンに限らず賑わっているアラブストリートをぷらぷら。
普通の街中なんだけど、テーマパークみたい。
息子にとっては、ちょっと歩いたら違う世界に行くディズニーは、シンガポールと同じ感覚のようです。
せっかくここに来たから、アラビアンなレストランで夕食にしようと言ったのだけど、息子はアラビアンがよくわからず、ハジレーンのタコスのお店が良いと言って向かい
ハジレーンは昼も賑わっているけど、夜は平日も大盛り上がりなんですね。
子連れはいませんでしたけど。
Piedra Negraに辿り着く前に、新しくできたターキッシュレストランが気になったらしい息子がメニューを覗き込んでいたら、店員さんが来て勧誘され、そのおじさんが面白かったので、ここにしよう！と
前はアラブストリートは清潔じゃないお店が多くて怖かったけど、ここはキレイでいいね、と。
確かに移住前に旅行で来た頃は、もっと古いお店が多かった気がするけど、ここ数年でハジレーンは新しい飲食店が増えて（というか入れ替わりが激しくて）、キレイなお店が増えた気がします。
古いお店の歴史とか深みみたいなものは、まだ理解できないらしい。
息子に限らず、お友達もみんな同じように「キレイなところがいい」とか「ホーカーは嫌」と言うようになったので、そういう年齢なのかな。
息子はアイスアップルジュース、私はホットアップルティーをオーダーしたら、とても美味しかった。
しかし、こういったレストランは大人数でシェアして食べるメニューが多いので、母子で行くと、食べ切れる量をオーダーするのが難しい。
ハロウミチーズスティックとラップサンド、2品オーダーして、これでもお腹いっぱいでした。
新しい場所に行ったり、新しいことをするのは、全然平気、いけいけどんどん！な息子ですが、赤ちゃんの頃から新しい食べ物と緑色の食べ物へのチャレンジ精神は、ほぼなく（信用できるものしか体に入れないのは、ある意味、野生的に生きる力が強いのだと思いますが）
でも最近は、いろんな国の友達の家に行って、その国の料理をご馳走になって
新たな食べ物や、スパイスが効いたものも、食べるようになってきました。
ラマダンマーケットで買い食い案は実行できなかったけど、息子にとっては自分で選んだターキッシュレストランで食事をしたことが、とても良いチャレンジと経験だったようです。
翌日私は在宅勤務だったので、ちょっと余裕で出かけましたけど、息子は学校なので、食べたら急いで帰宅。
最初にここで食べようと言っていたタコスレストランは、外国人に大人気のようで大賑わいでした。
ここランチで行った時に美味しかったから、また行きたいな。
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