クラス替え、親の在り方に悩む。【シンガポール・インターナショナルスクール】

◆子供の学校のこと・シンガポール
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もうすぐ息子のインターナショナルスクール3年生生活が終わります。

学年末の恒例、新年度のクラス発表と、担任の先生のプロフィールと写真が記載されたメールが送られてきました。

それが保護者の元に届くと、クラスWhatsappに一斉に、自分の子がどのクラスになったかを書き込むのも恒例。

クラス替えに当たり、事前に、同じクラスになりたい子の名前を3人まで書いて提出できるようになっています。

息子は、今年のクラスで出会ったBFFをリストのトップに書き、あとはもう一人いつも一緒にいる子と、もう一人名前を書き込んで提出していました。

オンライン授業期間中で、この希望表もオンラインでの提出になっていたので、BFFのママからも、息子の名前をリストの一番に書いたからね!というメールを貰っていて

とても仲の良い2人、きっと同じクラスになれるだろうと信じていたのですが

Whatsappを見て

???

クラス名が一文字違う!

別々のクラスに離れてしまいました。

学校ですから、これは仕方がないことで、あらまぁ残念でした…という話なのですが

息子の今年のクラスには、去年のクラスから一緒のヨーロピアンの男の子が3人いまして、その子たちはナーサリーからこの学校に在籍しており、家族ぐるみで仲が良く、ナーサリーから3年生までずっと同じクラスでした。

その3人が、またそっくり3人とも、4年生でも同じクラスになったことがわかり

しかも、ママたちは偶然に驚く風ではなく、当然と言った感じ。

このママたちは保護者活動も熱心で、学校に貢献されているので、先生方にもあらゆる場面で意見をする方々。

放課後の課外活動は、申し込みをしたあと、完全にコンピュータで自動抽選されるため公平です、と学校側がアナウンスしているにもかかわらず

「人気のサッカーチームの抽選に3回外れたから学校に抗議のメールをしたら、毎回当たるようになったわ!あなたも必ず入りたい課外があったら、学校にメールするといいわよ」とアドバイスをしてくれたことがあります。

ナーサリーから4年生までの6年間、同じクラス。

これはママたちから学校側への強い要望があったのでなければ不自然。

インターは、自分の意見はどんどん出す教育なのだから、自分の思い描く学校生活通りの要望を学校側に出すのは、彼女たちにとっては当然なのかもしれません。

でも、そうすることによって、その3人の子たちには友達の輪は広がっていかない。

それでいいんだろうか?

いいんでしょうね。きっと。

そうしたい人たちはすれば良いし

そのやり方に疑問を覚えるならば、やらなければ良い

ただそれだけのこと

なのに、こんなにも気持ちがモヤモヤするのは

今年のアカデミックイヤーのうち、旧正月から始まったコロナウィルスによる学校での活動制限が始まってから、すでに半年が経ち

2か月の休校、オンライン授業

子供たちにとっては、一年のうちの長い期間、友達と会えず

それでもZoomなどを使ってオンラインで友情をはぐくんできて

今やっと、制限があるなかで登校が始まって

やっと、制限があるなかで友達と遊べるようになって

今年の分を取り戻すことはできないけれど、せっかく出会えた友達と、来年も一緒にいられたら…という願いを込めての、クラス替え希望だったんです。

子供たちが、自分たちで見つけた気の合う友達と、2年目も同じクラスになることが叶わなかった一方で

親が作り上げた友達(子供たちは実際にはそれほど仲が良いわけではない)と、6年間もずっと一緒のクラスになれる人たちもいる

それよりも、その要望を受け入れてしまう学校に疑問を持ってしまう。

悩むくらいなら、自分も学校に要望すればいいだけの話

だけどそれをするべきではないという思いがあるから出来ずにいて

こんなに苦しいのは、コロナ禍のストレスの蓄積もあるのだろうと思う。

コロナなんて無かったら、例年通りのアカデミックイヤーを終えられていたら、毎年あるクラス替えに、こんなに悩むことは無かったのではないかな。

メンタルの強さには、自分の中で定評がありまして

ドSであり、ドMであり、その両方を使って自分を追い込むことに快楽を覚えながらストレスを解消していく図太さで生きてきたのですが

この正体のわからない、先も見えない、外にも出られない、日々変わる増える規制に気持ちが脅かされる日々には、自分で思っていた以上に心がダメージを受けているようです。

でも

最初はショックを受けていた息子本人はポジティブで

BFFのママからも、「クラスが違っても週末はいつでも家に遊びに来てね」と、さっそくまたPlay dateに誘ってもらって

今朝は、近所に住む同じ学校の友達のママと、Baker & Cookでコーヒーモーニングして

悩みをぶちまけつつ、全然違う話で大笑いして

もやもやが、少しすっきりしました。

そうそう

こうやって、友達に会って話して笑う

カフェで美味しいコーヒーを飲める。

そういう当たり前だったことを突然できなくなったことが

自分で感じていた以上に苦しかった。

そして、ここ最近の連日の土砂降りの大雨も

暗く心をネガティブにしていた一因でもある。

久しぶりの青空に、気持ちが晴れました。

息子は、いつでもどこでも行け行けどんどん!な性格を相変わらず突き進んでいるので

私が何も心配しなくても、やっていくんだろうし

同じクラスだからといって必ず仲良くなれるわけでもなく(知り合えるチャンスにはなるけど)

3年生になると、休み時間も、自分の気の合う子と一緒にいるようで

これから学年が上がると更に、クラスの枠は、もうあまり関係ないのだろうな。

インターにいると、世界中の子供が集まって、国は関係なく友達になれる一方で、人種差別はもちろんあります。

有色人種の友達は要らないと教育しているであろう親もいます。

日本にいたって、日本人が日本人を差別するし、外国人を歓迎すると言っても、その外国人とは白い肌でブロンドの髪の人だけ、という人はたくさんいます。

日本の学校では、人類は皆「平等」と習いましたが

インターでは、「Diversity多様性」という言葉はよく聞くけれど、平等とは教わっていない気がします。

思考の違い、伝える強さの違い、出身国の違い、信じている神仏の違い、身長、学力、容姿、、、たくさんの違いを知って、その中で心地よく生き抜く術を

学校生活の中で、身に着けて行ってくれたらいいな。


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