フラッフィー食パン「Fine Dining Bakery by Akira.M」

◆食べる・シンガポール
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先週と今週は息子の学校行事が詰まっていて、ただでさえ午後お迎えに行くのに、それ以外に午前中やお昼過ぎの行事に行くので、何度も学校へ行っているのですが

先週の朝、夫と息子を送り出し、あぁ今日は学校行事がなくて、一日用事もないから、午前中に掃除を済ませて家でゆっくりしよう!と思った時に、、ふと目に入ったのは、息子のスイミングバッグ。その日は午後にスイミングの授業があるのに、バッグが床に取り残されている。

シンガポールのローカルスクールでは、政府から「子供の忘れ物を学校に届けてはいけない」というお達しが出たと言う話を聞いたことがあります。息子の通うインター校でも、3年生になると、自分の身の回りのことは自分でやらせなさいというお達しは出ているけれど、息子が今学期スイミングバッグを忘れるのは2回目。最近スイミングバッグを忘れて授業に参加できない子が多いようで、つい先日の週報で「必ず持って来なさい」と書かれたばかり。忘れたら、お行儀シールがレベルダウンするらしい。

急いで身支度をして、学校まで届けました(甘いね)。

で、せっかく朝から家を出てきたのだから、そのまま帰ってはもったいない気がして、買い物へ。

夕食はクラムチャウダーを作る予定で、材料は揃っているので、買い物の必要はない。

美味しいパンでも買いに行こう…と考えて

そうだ、あの美味しいと評判のパンを買いに行こう。

何だかいつも頭の中で「アキラのパン屋」と呼んでいたのですが

このお店の正式名称は、Fine Dining Bakery by Akira Mでした。

この店の向かい側にある美容室に行っているので、この美味しいと評判のパン屋がオープンした4月頃から、何度か行ってみてはいるのだけれど、いつも美容室を火曜日に予約してしまって、パン屋は定休日で閉まっていて、外から棚を覗くのみでした。

で、今回初めて開いている時に行くことができたのですが、店に入ってみて、予想外の造りに足が止まってしまった。

パン屋と言えば棚からパンを取るのだろうと思っていたら、小さなショーケースにいくつかパンが並んでいるのみで、オーダーして奥から出してきてもらうシステムなんですね。

ここの名物は、焼かずに食べる食パンだとよく話には聞いたり目にするので、食パンを買おうと思って来たのだけど、ショーケースの上に乗っていたのはトースト用の食パンと小豆のパンのみ。

この食パンいいのかな?と迷っていたら

「フラッフィーは11時なんですよ」と教えてくださった日本人女性スタッフさん。

「フラッフィー…?」と聞き返すと、「初めてですか」と言うので、そうだと答えると、ここの名物の食パンはフラッフィーと言って、それは11時に焼きあがるのだと言う。

この時、10:30。

明治屋に買い物に行ってから戻って来ようと思ったけれど、歩くとそれなりに時間がかかるし暑いので、「コーヒーを飲んで待っているので、焼きあがったら教えてください」と伝えて、シナモントーストとアイスカフェラテをオーダーして待ちました。

朝から学校へ行くと、くたくたになるもんで。。

このシナモントーストも、おそらくそのフラッフィーを使っているようで、もっちりしていて美味しかった。

焼きあがったら声をかけてくださって、一本9.5ドルの食パンを引き取って帰りました。

焼き立てアツアツを一口食べたいくらいだったのですが、とてもきれいな食パンだったので、家族に見せたくて、冷めてから袋に入れて取っておきました。

この食パンの正式名称、Fluffy Shokupanと言うんですね。

いつも

「ふわふわパン」

「もちもちパン」

「生で食べられるパン」

などという呼び名でしか聞いたことがなかったので、カウンターでオーダーするのに困ったのですが。

私の次に来た日本人のお客さんは

「生ちぎりパンありますか」

と聞いていた。

生ちぎり…

生ちぎりパン…?

……。

お店の方は色々な呼ばれ方に慣れていらっしゃるのでしょうね。このパンを愛して下さるなら、なんと呼んで頂いても結構でございます、と思っていらっしゃるかもしれません(勝手な想像です)。

「生ちぎりパンありますか」にも、笑顔で「11時に焼きあがります」と答えていらっしゃいました。

すいません。このお店を「アキラのパン屋」と頭の中で覚えていた自分を棚に上げて余計なことを言いました。

次回はFluffy ShokupanまたはFluffy White Breadとオーダーしようと思います。

そして、お店を出たらアツアツの焼き立てを、こっそり一口食べたいと思います。

一本が2斤分のサイズなのですが、夕食時に家族3人で食べきってしまいました。

もっちり、もっちり。

これは美味しい。

自分の分を大きく切ろうとした、食パン大好き息子。がめついわ。

「また買ってきてね」と、とろけるような顔で頬張っていました。

「スイミングバッグを忘れたおかげで、美味しいパンが食べられたね」と言っていたけど

次はもう届けないからね!!


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