【シンガポール・インターナショナルスクール】日本の運動会とはまるで違う、Sports Day。

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シンガポールのインターというよりは、息子の学校の話になってしまいますが。

一年に一回、Sports Dayという行事があります。

入学初年度、このスポーツデーの案内メールが来た時、これは「運動会」だと思いました。

息子に「最近はスポーツデーの練習をしているの?」と聞いたら、そんなものは何もしていないと言う。

日本の公立小学校に通っていた私の感覚の運動会と言えば

★運動会前は通常授業の枠で練習が入る

★入場行進の練習

★開会式の練習

★学年ごとのダンスの練習

★徒競走やリレーの練習

★応援団の練習

★高学年は組体操や騎馬戦の練習

★高学年の放送委員が実況

★親は当日朝から「場所取り」という種目に出場

★ママ世代雑誌の特集で「運動会ファッション」が取り上げられるくらい、参加者の服装も大事であると考えてる人が一定数いる

★親はカメラやビデオを撮りまくる

★練習の分だけ感動がある

★終了後は家族でお疲れ様の夕食に出かけたりする

・・・こういうのが運動会なのですが。

息子のインター校のスポーツデーは、そういうのは一切ありません

★事前練習一切なし

★生徒たちも当日フィールドに出るまで何をやるか知らない

★多分、担任の先生も知らない。体育教師しか知らない。

★幼稚園から高校まで人数が多すぎるので、学年ごとに開催

★8つくらいの種目がフィールドに並んでいて、クラスごとに回っていく

★練習はないので出たとこ勝負

★体育教師がマイク片手にDJばりに実況

★親は適当に付いて回る。カメラを持っているのは数名(主にアジア人)。

★親の服装は、スポーツウェアもいれば、リゾートワンピもいるし、もちろんサリーを着てるママもいる。要は何でも良い。

★なぜか母の「綱引き(Tug-o-war)」がある

★綱引きは基本スポーツウェアにスニーカーのママが主要メンバーだけど、ベアトップのワンピにビーサンのママだろうが構わず綱引きに参加するから、脱げたサンダルが散乱する

★1時間半で終わる

★普通に帰る

・・・インター校のスポーツデーを日本のものに例えると

◆芸能人・紅白対抗運動会

◆豪華賞品やパジェロはもらえない東京フレンドパーク

こんな感じでしょうか。

でもね、この南国の屋外でやるわけですから、気候的・体力的にとても厳しいわけです。競技をしている子はもちろん、見に行く親も、

昨年は、始まったと思ったら土砂降りスコールに見舞われて退散。翌日仕切り直し。

今年は、あまりにも快晴で、なんかフィールドからパチパチ…と変な音がすると思ったら、プラスチックチップのフィールド材が太陽光で溶けていたんです。サンダル裏に、溶けたプラスチックがべっとり!

この緩いスポーツデーに初年度は驚いたのですが、参加3回目になると、これで良いかな、と思えてきました。

まず、運動会とスポーツデーは、というか日本の公立小学校とシンガポールのインターの教育方針は、まるで違うんですね。

■きっちり練習をしてみんなで力を合わせて作り上げ、当日はスポーツマンシップに乗っ取って力の限り正々堂々と戦い、先生や親に披露する運動会

■目の前に出された競技をいかに楽しみ、ポテンシャルを最大に引き出して盛り上げるか、というスポーツデー

一応、息子の学校には、各自が入学から卒業までずっと割り当てられるチームがあります。ハリーポッターのホグワーツ魔法魔術学校にある寮別チームのようなチームカラーと名前が。

高学年になると、勝敗を争って、もっと真剣になるのかもしれませんが、まだ息子の年だと、勝敗は特に気にせず、楽しんでいるだけ。

ただ、もう走るのが速い子は学年のみんな知っていて、スターのような存在。

全員走る50m走があり、そこから上位の子がセミファイナル→ファイナルと進んでいくのですが、DJばりの体育教師が名前を呼んだ時の生徒たちの盛り上がりは素晴らしく、既に7才にしてパリピでしかない感じです。

あぁこうやってガイジンたちはパリピになるのだなぁ。。

学校行事に行くたびに、そう思います。

初年度は、日本の公立小学校との違いに付いていくのに必死だった私も、すっかり楽しめるようになってきました。

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