マレーシア・サバ州サンダカン旅行【その6】イングリッシュ・ティーハウスと、アメリカ人作家アグネス・キースの家。

【旅行】マレーシア・サンダカン
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今回泊まったホテル・サンダカンから歩いて行ける距離に、ヘリテージトレイルになっている100段階段があります。

ここを登ると、この看板の目印があるところが、イングリッシュ・ティーハウス。

English Tea House and Restaurant - Traditional British food in Sandakan and Kota Kinabalu, English restaurant Sabah
The English Tea House and restaurant offers traditional British cuisine and Asian favourites in a welcoming and relaxing environment

ここに着いたのが10時5分くらい。ちょうど10時からオープンしたところでした。

1組目の客だったようで、他には誰もおらず、きれいに手入れされた庭では犬と猫の親子が走り回っていて、のどかな風景。

歴史を感じる店内の家具や装飾品

風が抜けて、天井で回るファンの風も気持ちが良いテラス席にしました。

アフタヌーンティセットは2名分で50リンギット(約16シンガポールドル)、スコーンとサンドイッチでお茶を楽しむデライトティーセットは2人分で33.50(約11シンガポールドル)。

ホテルで朝食ブッフェを食べたので、まだお腹が空いておらず、ここに来る前にジャングルの中を探検してきて(これはまたいつか別で書きます)、とにかく喉が渇いていたので、アイスティーとアイスコーヒー両方オーダーするという必死さ。笑

このアイスティーがとても味わい深くて美味しかったです。コーヒーはマレーシア流に少し甘かった。

アイスクリームが乗ったアップルクランブルをオーダーしたら、通常みるようなタイプではなく、砕いた生地の上に、リンゴを煮汁ごと入れたようなデザートでした。

暑い中よく歩いたあとだったので、クールダウンしながら美味しくいただきました。

庭にいた親子猫たちが、静かにテラス席も歩いていて可愛らしかった。

涼んで休憩した後は、隣にあるアメリカ人作家のアグネス・キースの家を見学に。

こちらは、英領北ボルネオ勅許会社の任命で、ボルネオの役所で森林管理官兼農業局長、国立美術館名誉館長、猟区管理官などを勤めた夫ハリー・キースに付いて、1934年にこの地にやってきたアメリカ人作家アグネス・キースが、息子のジョージと3人で、大勢のヘルパーと共に住んだ家でした。

実際の家は戦時中に破壊されましたが、州政府機関によって復元され、2004年から博物館として公開されています。

戦前・戦後におけるこの建物の居住者の記録が展示されていました。

戦後は森林局長の公邸となり、1968年以降は現地の役人や、日本の青年海外協力隊などのボランティアのための住居となり、日本人の名前もありました。1992年以降、居住者がいなくなった後はシロアリ被害や不法占拠により荒廃し、2001年にサバ州立博物館が連邦政府の支援を受けて修復したのだそうです。

戦前の美しいサンダカンの街の写真もありました。

大きなベッドとクローゼットがある広い寝室。

帰りのサンダカン空港のお土産ショップで、アグネス・キースの著書「LAND BELOW THE WIND 風の下の国」日本語版を見つけて購入しました。

この家を実際に見学し、ボルネオの海を臨む丘の様子を知ってから読むと、描写が目に浮かび、とても面白い。

1941年に日本軍が英領マラヤに侵攻し、1942年から日本軍によるサバ州の占領が始まった時、在留していた外国人は、男性だけでなく女性も子供も全員捕虜収容所に収容され、終戦まで約3年半の過酷な生活を強いられていました。

男性と、女性・子どもは別の収容所に入れられ、アグネスと息子ジョージはサバ州サンダカンから隣のサラワク州クチンへ送られました。その過酷な生活の様子を出版し、アメリカでベストセラーになった「THREE CAME HOME」は後に映画化もされています。

こちらの日本語版があれば、入手したい。

THREE CAME HOME (1950) – Full Movie – Captioned

日本ではあまり知られていない、東南アジアの占領下における民間人捕虜の記録。

穏やかなボルネオの海。アグネス一家が見ていた海と同じなのだなと思うと、博物館として貴重な記録を見学できるようになっているのは、ありがたいものです。

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