この週末、シンガポールはハリラヤプアサの祝日を含めた3連休ですが、サーキットブレーカー中でいつもと変わらず家生活。
ちょっと写真整理がてら、現実逃避。
どこにも旅行ができない今、コロナ鎖国が終わったら、どこに行こうかな、まずはあそこに行きたいな…と考えたりもしますが
今まで行った中で、あれはきっと一生に一度の経験!という旅はありますか?
我が家にとっての、そんな旅は
子供を背負って真冬の北京で万里の長城に登る
万里の長城へは、また行こうと思えば行くことができるようになる日は、いつか来ると思いますが、私たち夫婦が「息子を背負う」ことはもうないので、あの旅は息子がまだ2才だった頃の貴重な経験として、我が家の思い出アルバムに残る旅だと思っています。
2013年12月に行った北京旅行の記録は、今公開している私の過去ブログには入っていないので、思い出を振り返りながら、ここにも記しておこうと思います。
まず、12月の極寒の北京で、子供を背負って万里の長城に登るって
トレーニングか、罰ゲームか何かですか?
と聞かれることが多かったのですが
いえ、ご厚意で連れて行っていただいた旅でした。
でもこの年の12月は北京のPM2.5がかなり酷くて、日本でも毎日のようにニュースになるくらいの状況で
本当に直前まで、行くか行くまいか、悩んだんです。
でも、行ってみたら、連日、突き抜けるような快晴!
私たちが着く前日に物凄い強風が吹いて、PM2.5が一気に解消されたのだとか。
もし大気汚染が酷かったら、私と息子はどこにも出かけずにホテルで待機していようと思っていましたが、おかげで連日、観光名所巡りへ。
この時、息子は2才1か月。
そんな小さい子を連れて観光旅行は大変じゃなかった??と聞かれることも多いのですが
飛行機で泣かない子だったし、この時はまだオムツをしていましたが、ほとんどトイレの感覚はできていたようで、あまり観光に苦労しなかった記憶(オムツは2才半で夜も完全に外れていました)。
なので、背負われて、風景を見ながら「すごいねー」とキャッキャと喜ぶ息子を見て、来て良かった!と思ったものでした。
夫が息子を入れて背負っていたのは、ベビーキャリア。
籠のようになっていて、脚の部分を広げると、このまま床に置くこともできて
キャンプの時などに、屋外で座らせておくこともできて便利でした。
最初は余裕でゆるやかな坂道を歩いていましたが、階段がかなり急で、きっつかった。
転げ落ちないか心配したくらい。
そして、上がって行くにつれ、切るよう冷たい強風が吹きつけて、寒い。
この日は快晴で、日の光は暖かかったのが救い。
それでも、高い所に辿り着いて眺めた、その悠々とした風景に、感動を覚えたものでした。
私たちが歩いたのは、万里の長城のほんの一部。
長い長い中国の歴史に圧倒されたような経験でした。
あとは、全聚徳で北京ダックを食べたり
胡同で人力車に乗ったり
天安門広場に行ったり
(寒すぎてベビーキャリアにブランケット巻いてた)
故宮博物院とか
頤和園とか
湖、凍ってたしね。。
マクドナルドの宅配じゃないよね?という人力車を見たり
北京動物園でパンダに会ったり
北京動物園で買ってきたパンダのヌイグルミ
2つは友達へのお土産に里子に出して
1つは息子が持っているのですが
ずーっと玩具箱にしまい込んであったのに、なぜか今サーキットブレーカーで淋しくなった息子に発掘され、一緒にベッドで寝ています。
このパンダのヌイグルミで、北京旅行を思い出したと言うわけ。
世界のどこにでも自由に行けるようになった21世紀
まさか、第三次世界大戦勃発や大災害ではなく、謎のウィルスでどこにも行けない時代が来るなんて想像もしていなかったけど
これから先も、どうなるかわからない時代
行ける時に、行ける所に出かけておくものだな、、と、懐かしく写真を見返しました。
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