シンガポールに引越してきて2年半になりますが、夫が日系企業の駐在員ではないので、我が家はまだ日本人会には入会していません。
駐在でなくても、子供を日本人学校や補習校に入学させるには、日本人会への入会は必須のようですが、インターナショナルスクールに通わせているため、必要に迫られることもなく、最初に住んだジュロンイーストは日本人会館からも遠く、行ったこともありませんでした。
今のコンドは、日本人会館から近い。
それでも日本人がとても少ないコンドなので、みんなで日本人会に行きましょう、みたいな雰囲気もなかったので、そのまま一年以上過ぎたのですが
唯一の日本人ママさんと知り合うことができて、10年前からここに住んでいる彼女はシンガポールのことに詳しく、とても頼りにさせて頂いていて
せっかく日本人会館の近くに住んでいるのだからと、一緒に連れて行ってもらう機会がありました。
噂に聞く、「どんぐり」でランチ。
お手頃で美味しかった!日本の和食ファミレスを思い出す雰囲気。「とんでん」とか。あぁ懐かしい。
なぜ今、日本人会に入会しようか、迷い始めたかと言うと…
- 図書館で子供に日本語の本を借りられる
- 日本人ならではの習い事やサークルに参加できる
- 子供のスポーツサークルやボーイスカウトに参加できる
- 日本人会の病院で気兼ねなく受診できる(会員以外でも利用できますが)
というのが魅力なのですが
たった来星2年半でも、日本との関わり、日本人との関わりがどんどん減っているので、自分の中での日本を維持したい気持ちもあり。
一番大きな魅力は、息子に日本語の本をたくさん借りて読ませることができる点。
来星当初、息子は、日本なら幼稚園年長、こっちでは小学一年生でした。
日本でもインターナショナル・プリスクール、私立のインターナショナル幼稚園に通っていて、日本語も英語も読み書きをしっかり教えてくれていた幼稚園だったため、比較的、年齢の割によく話すことも、読み書きも、しっかりできていた子でした。
そして、入学したインターナショナルスクールも、最初は英語補習クラスに入っていたので、日本人親子ともたくさん関りがあり、日本語が落ちる心配はなかったんです(むしろ、海外のインターに入学したのに、こんなにも、日本のインター幼稚園に居た頃よりも、周りのクラスメイトの日本人アジア人が英語を話せない環境だということに驚いた)。
そのため、最初の年は、日本語よりも英語を伸ばすことに注力していて、日本語は読み聞かせくらいで充分でした。
ところが、二年目から英語補習クラスを卒業して、日本語一切なしの多国籍な子供たちが集まるメインストリームに入ってから、ぐんぐんと英語のほうが伸び、家でも英語のyoutubeや本・歌しか観聴きしなくなり、クラスメイトと英語で冗談を言い合って遊べるようになるにつれ
日本語は、ルー大柴さん風の、怪しい方向へ。
いや、本当に、、
「トゥギャザーしようよ!」は当たり前で
コンドのセキュリティのおばちゃんから、手作りの扇子をママにプレゼントしてねと渡されてきた時も、「お母さん、これを使うと、ウィンドーをメイクするのがイージーだって!」みたいな話し方になってきて
現在バンコク日本人学校に通う、日本の幼稚園時代のお友達が、シンガポールに遊びに来てくれた時に
「ねぇ、なんか日本語変だよ」
と、突っ込まれるまで、本人は日本語と英語が混じっていることに、気付かなかったようです。
それ以来、私も、これではいけない!と、家では日本語学習に力を入れるようになりました。
ちなみに、息子は補習校にも継承学校にも、塾にも通っていません。私が大学時代に日本語教員の勉強をしたので(実際に仕事はしていません)、小学生のうちは、自宅学習で教えていく予定です。
我が家のように
- 帰国予定がない
- 日本語は今のところしっかり話せている
- 読み書きも日本の学年相応にはできる(字は上手ではない)
- 学年相応の日本語ドリル、日本語の算数文章問題も解ける
- 日本で中学受験をする予定もない
という子供に丁度良い日本語学習の場が、シンガポールでは見つからない、という事情もあります。
これから先、バイリンガルIBを取得する等の目標が見えてくる年齢になったら、自宅学習では足らず、塾などが必要になるのだと思いますが
現時点では、日本語の本を読む、音読に力を入れることが、息子にとっての日本語学習の要なのかなと。
そうなってきて初めて、日本人会の図書館が必要なのではないかと思うように。
友達に案内してもらい、図書館にも行ってみたら、偶然、息子の学校の大先輩ママにお会いしました。
その方は、旦那様が外国人なので、自費で日本人会に入会しているとのこと。
既にバイリンガルIBで大学進学したお子さんがいらっしゃる方なので、「子供をバイリンガルに育てるには、まずは日本人会に入会して、ここに通わないと!」とのお言葉に、強い説得力がありました。
息子の学校には、日本人家庭でも、駐在ではなく、移住の方が意外なほど多くいます。パパが外国人で、日系企業ではない方も多い。
息子と同じ年頃の子ばかりで、まだそのほとんどのご家庭が日本人会には入会していないので、私も妙な安心感で、入らなくてもいいか…と思ってきたのですが
そろそろ、学校生活も、日常の思考も、子供たちは英語に移行していっているので、日本語学習に力を入れないと、まさかの母国語が抜けていく、という事態に陥りそうな時期になってきました。
私は、月額400円以下で日本の雑誌を読み放題できるアプリを使っていたり、読みたい本も電子書籍で購入していて、まぁ好きな本だから購入しても良いな、というペースで読んでいるのですが。
子供は、もっとたくさんの本に触れて欲しいので、図書館が魅力的に思えてきました。
子供用の本アプリも探してはいるのですが、赤ちゃん~幼児向けの絵本や、幼稚園生向けの知育本のアプリはあるのですが、小学生向けの本をたくさん読めるアプリが見当たらず…。
もしご存知の方、教えていただけると嬉しいです。
にほんブログ村