日本語に方言があるように、英語と言っても、いろんな方言があって、第二外国語として話す人はまた違うし
また、聞き取りやすく話す人とそうでない人でも違うし
私は外国人と話す時に、スムーズに聞き取れて会話ができる人と、全然聞き取れず会話にならない人がいます。
シンガポールでインターナショナルスクールに通う息子は、どんな英語を話すのかと、よく聞かれますが
先生も生徒もイギリス人が多い学校なので、基本的にはブリティッシュ・イングリッシュなのだと思います。
発音や使う単語が。
でもそれを息子に言うと
「ブリティッシュ・イングリッシュって言っても色々あるよ。ロンドンの人の英語と、ウェールズの人、スコティッシュ、アイリッシュ、全部違うよ」
と言います。
私がわりとスムーズに話せるママはロンドン出身の方で
2年同じクラスだけど全然聞き取れず呆れ顔をされてしまうママは、ウェールズの方でした。
毎週末に学年主任の先生から、一週間の総まとめのメールが来るのですが、今年の先生の文章の言い回しがかなりわかりにくく、年度始めに困っていたら
「あぁ、あの先生はアイリッシュだし、真面目だけどクレイジーな男の先生でちょっと変わった人だから」とのこと。
息子が、「Water」の発音を例に上げて、いろんな方言の英語で言ってみてくれたのを聞くと、それぞれ全然違う。
でも、どれでも聞き取れるらしい。
★日本でインターナショナルプリスクールに行っていた時の先生はオーストラリア人
★幼稚園の3年間ではイタリア人・フィリピン人・オーストラリア人が担任
★シンガポールのインターではアメリカ人・ニュージーランド人・イギリス人が担任、世界各国の先生がいる
★仲良しの友達はニュージーランド人とインド人
どの英語も聞き慣れているようです。
私は日本の関東でずっと暮らしていたので、他の地方の日本語すら聞き取れないものもあります。
大阪出身の夫とはイントネーションも言い回しも違うことが多々あり、最初は義実家に行って会話を見失うこともあったくらい(関西の言葉では「自分」の使い方が違ったりするので、え、今、誰のこと話してる???みたいな)。
関東の言葉以外、聞き慣れていないからでしょう。
で、シンガポールと言えば、シングリッシュと呼ばれるくらい独特な英語を使いますが
息子は、これも難なく聞き取れます。
コンドミニアムのセキュリティ長が、とても面倒見の良いシンガポーリアンのおじさんで、この2年ほど、そのおじさんに毎日遊んでもらっているので(サーキットブレーカーに入ってからは遠くから挨拶しかできなくて淋しい)
私にセキュリティのおじさんの話をする時も、おじさんが言った言葉はシングリッシュで再現しています。
ピアノ教室の先生やスタッフさんたちもシンガポーリアンの20〜30代のお兄ちゃんたちだし
テニススクールでもシンガポーリアンの生徒たちと触れ合う機会があるので
大阪弁よりも先にシングリッシュに馴染んだ息子に、夫は不思議な気持ちかもしれませんが…。
最近シンガポールのドラマもたまにTVで観ている息子。
ファミリードラマみたいなのが好きらしい。
で、息子が好きなシンガポーリアンのYoutube。
JianHao Tanが好きらしい。
今は時事ネタ的にこれが好きらしい。
我が家はできるだけ長くシンガポールに住む予定でいるけれど
PRを取得する予定はないし、ローカルスクールにも行っていないので、シンガポーリアンと触れ合う機会はそれほど無いけれど
息子には、5才で日本を出てから育つ国の人に、少しずつでも触れる機会があったら良いなと思っています。
で、ちょっとヒヤヒヤした話。。
まだサーキットブレーカー前のことですが
バスに乗っていたら、前の席に、日本人のお母さんと息子さんが座っていて
お母さんが、めちゃくちゃ、息子さんを叱っていて
「ここに日本人がいないからいいけどね!日本人に聞かれたら恥ずかしいんだからね!!!」
と、ブチ切れていて
いや、すぐ後ろに居ますけど、、、
私も同じ年頃の男子を持つ母だし、そのお母さんの叱ることは当然というか、私も後で叱るよりもその場で叱って終わりたいタイプなので、全然いいと思うんだけど
でもまぁ、確かに、日本人に聞かれたら気まずいのかなぁ。。
と思って
はっ!と
ここで息子が日本語を喋ったら気まずい…と焦ったんですが
それを察したらしい息子は
バスを降りるまでずっと
必死で偽シングリッシュで話していた…。
日本人の皆様
こういう日本人の子もたまに居ますので
お気をつけ下さい。。
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