コロナ禍で子供の習い事を再考する【ピアノ編】

◆子供の習い事・シンガポール
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息子の学校の新年度が始まってから、2年続けてきた習い事のルーティンを変えました。

2年生になった時にスタートした、ピアノとテニスです。

まず、ピアノ

今までは、YAMAHA系列でシンガポールローカルのジャズピアノスクールに通っていましたが、この度、学校の音楽個人レッスンプログラムでピアノを習うことにしました。

私が、幼稚園生~高校三年生の夏まで、クラシックピアノを習っていて。高校二年生の時に、音大進学コースに変更するかどうかピアノ教室から問われ、自分には音大に行って、その先にピアノで生きて行けるような才能は感じず、大学は別の学部を受験し、ピアノをやめました。

その経験から、息子には、趣味と言うか、純粋に音楽を楽しむためにピアノを弾いてほしくて、クラシックではなくジャズを選びました。

だって、専門として学ぶのでなければ、クラシック弾ける男子より、ジャズ弾ける男子のほうが、カッコいいじゃない?女子からモテそうじゃない?笑

通っていたピアノスクールも、基本的には大人向け。

レッスン室に可愛い動物とフルーツの絵とか、子供向けの可愛らしさは一切なく、ジャズBarのような暗いアンダーグラウンド感。講師の服装も、全員、全身黒づくめ。講師も生徒も、ほぼ男性。習う曲も、スタンダードジャズや、meme(ミーム)な曲など。

子供ながらに、カッコいい!と思うような要素が詰まっていたようで、この2年でめきめきと上達し

バイエルやソルフェージュから入ったクラシックピアノしか知らない私からすると、習い始めてたった2年で、8才の子が、こんな曲をガンガン弾けるようになるのか?と驚くほど、クラシックとジャズのアプローチの違いを感じています。

今はこんな曲を弾いている。

Coffin Dance on PIANO

しかし…さらに驚くのは…

息子は、おそらく、楽譜が読めない

どうやら、講師が弾くのを、目で見て、耳で聴いて、覚えて、いきなり両手で弾いているらしい。

右手、左手、それぞれ練習して、両手で弾いて。そのあと暗譜で弾けるようになって初めて一曲完成していた私の習得とは、まるで違う。

息子が楽しそうに、どんどん上達していく姿に、「音楽」って漢字の意味ってこれだよね…と思ってしまって。

息子がピアノを弾く様子を、学校の音楽の先生で、ちょっと面白い男性の先生が、よく見ていてくれて

今年の初め頃に、学校の小学部で新しいミュージックイベントを始めた時に、その第一回ミュージシャンとして息子を選んでくれて、学校で披露する場を頂くことができました。

それを経て、このまま楽しむだけのジャズピアノを習うのもいいけど、もしかしたら、もう少し専門的に、そして、そろそろまともに楽譜は読めるようになったほうが良いのではと思い。笑

息子の学校は、世界の音大の5本指に入る有名な音大と提携してミュージックプログラムを提供しているので、その個人レッスンに移行することにしました。

学校の音楽個人レッスンを受けると、オーケストラやバンドにも参加できるし、ミュージックイベントで披露する場もあるので、上達の励みにもなりそう。

楽しく、音楽に触れてくれたらいいな…と思って始めたピアノですが、実はこのコロナ禍も、上達したきっかけになっていて

というのは、家に籠って暇だったから。

そして、長いスクールホリデー中、午前中はゲームやタブレットなどのスクリーンタイムではなく、日本語の勉強かピアノ…にしていたら、日本語の勉強がイヤで、ピアノばっかり弾いていて、上手くなった!というカラクリ。

オンライン授業の時にも、Zoomで先生やクラスメイトからリクエストを受けて、ピアノを弾いていたり

コロナ禍だからこそ、ピアノが上達したという節もあり。

そして、これは私の事情ですが

息子をピアノレッスンに通わせたのは、シンガポール生活2年目になった時で、まだまだ私がシンガポールの街に出歩きに行きたい欲が大きかった頃。

毎週ブギスまで、ピアノついでに出かけていくのが楽しくて、レッスンの間にブギスストリート周辺を探索したり、帰りにアラブストリートに寄ったり。チャイムスが近いので、金曜の夜に夕食を楽しんで帰ったり。

ついでに私が楽しんでいたのですが。

それを約2年楽しんだし、シンガポール生活4年目に入って、もうそこまで、毎週出かけなくても…という気にもなっていて

そしてコロナ流行からのCB、規制の多いニューノーマル生活で、もうピアノレッスンついでに街を楽しむ生活ではなくなってしまったので

学校が新年度になったタイミングでの変更を決めました。

ピアノレッスン前に必ずセブンイレブンで買って飲んでいたスラーピー。こういうのって、子供の頃の習い事の思い出になるんだろうな。


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