金曜日の放課後、去年のクラスの仲良しの友達のバースデーパーティーに行っていた息子。
友達のご両親が参加する子供たちを全員学校からピックアップして、パーティー会場に向かい
コロナ禍で人数制限があるため、ご両親も隣のカフェで待っていたようで
最後にケーキを囲んで写真を撮るときだけご両親も参加できたらしい。
お店の人と、インター4年生の子供たちだけのパーティー。
バースデーパーティーも、コロナ時代の新スタイルだなぁという感じです。
デンプシーヒルの森で、キャンプファイヤーを学ぶというコンセプトの施設で
バースデーパーティーの他に、ホリデーキャンプも開催されているらしい。
我が家は暑いシンガポールでキャンプファイヤーをすることは考えもつかなかったので
息子がこういった体験をさせてもらえたのは、とても有り難かった。
で、楽しいバースデーパーティーで終わったら良かったんだけど
今回のパーティー
確かにお誘いのグループWhatsappを見た時点で、私も「ん?」と思ってしまったようなメンバーではあった。
うちの息子は、主役の子とは去年のクラスが一緒で、とても仲が良いのだけど、今年は違うクラスになってしまって
Term1の間は休み時間に遊んでいたけど、Term2くらいからは、息子も新しいクラスの友達と仲が深まり、すっかり今のクラスの子達5人くらいの仲良しグループで遊ぶようになってしまって
きっと主役の子にも、今のクラスで新しい友達ができているのだろうと思っていたのだけど
どうやら、新しいクラスで親しいのは、欧米人の女の子二人らしい。
そんなわけで
うちの息子と、新しいクラスの女の子たち
あとは、去年も今年も同じクラスだけど、そう仲良くもないインド人の男の子が二人
そして、去年同じクラスだったけど、今はまったく仲良くないインド人の男の子が招待されていた。
主役本人は、本当に仲の良い子たちだけに祝ってもらいたかったらしいのだけど
コロナ禍であろうとも、許される最大限の人数のお友達に囲まれて祝うのがバースデーパーティーだ!というのが、主役のママのお考えらしく
私にはその欧米人のパーティー文化はよくわからないけど、まぁ、そういうもんなのかもしれないですけどね
コロナ禍で会えていない、祖国の祖父母たちにも、孫がみんなに囲まれて祝われている写真を送るのだろうしね。
でも、実際には、とても不思議なメンバーでのパーティーになったわけです。
そして、ご両親はパーティーには入れなかったので、お店の人が写真を撮ったのですが
その写真がものすごく下手な上に(自然な写真を撮ったのかもしれないけど、パーティーの記念写真なのに顔があまり写っていない)
絵になるんだか何だか知らないけど、欧米人の主役兄弟と、欧米人の女の子たちの写真ばかり。
これには、うっすらと人種差別を感じた。
これ、シンガポールのホリデーキャンプのインスタとかでも、よくあることなんですけどね。
実際の参加者はほぼシンガポール人か日本人なのに、インスタには欧米人の子ばかり載せる。
でもまぁ、その微妙なメンバーの中では、今年のクラスの子たちよりも、最近はもう学校ではあまり遊んでいない(挨拶や会話はしてるらしい)うちの息子が、おそらくまだ一番心を許せる友達のようなので
そんなパーティーの中で、うちの息子は、丁寧に扱ってもらっていたようだし
ママたちのグループWhatsappでも、私も丁寧に扱って頂いていたと思う。
だから、すべて終了した時点で、最後に丁寧にお礼とお祝いのメッセージを送りました。
だいぶ不思議なパーティーではあったけれど(念押し)。
ところが
おそらく、だいぶ蔑ろにされていたらしい、今年は違うクラスのインド人の男の子
そのママは、かなり気が強い方なのだけど
最初の誘いの時点でも、前日の詳細連絡にも、あからさまに業務連絡のような返信で
「楽しみにしてます」は一切なし。
そして最後にみんながお礼を送って、おそらくシメに主役ママの言葉でシメてきれいに終わるはずの展開のところで
インド人ママが、お礼もお祝いも言わなかった!
主役のママは、毎回、全員のママのメッセージを待って、返信していたので
最後の挨拶も、全員のメッセージが揃うのを待っていたと思うけど
ついに、インド人ママはメッセージ無し。
主役ママもシメるタイミングなく、中途半端に、5人のママのメッセージで止まったまま、このパーティーのグループWhatsappは終わるのだろう。
本当にもうね、Happy birthdayって何だね。
って思うわけです。
我が子がたくさんの子に囲まれることがHappy birthday?
きれいな写真が残ればHappy birthday?
誰かを傷つけてもHappy birthday?
そして、私自身の対応も含めて、誠意って何だね。
と考えてしまいました。
結局、ママの思惑じゃなくて、友達なのは子供たちなわけだし
パーティーがどうであれ、子供が楽しんだなら良かったと
私は、少々上っ面な言葉を並べて終えたわけですが
蔑ろにされたインド人ママは、みんなのちょっと「ん?」を
「おかしいだろ、これ」と堂々と表したわけで
これは、ママ付き合いにおいて無礼に当たるのかもしれないけど
私は正直、このインド人ママは、きつい人なんだけど、子供のことはちゃんと見てるし、想っているのではないかと思う。
でも、傍で見ててもヒヤヒヤしたし、子供の友達のお祝いにそれは怖すぎないか、とも思うし
賛辞に皮肉を込めたり、どんなに炎上しても最後は握手して終わったりするような国民性の人からしたら、お礼を言わないのは、非常識な振る舞いになるのかもしれない。
息子のインターナショナルスクール生活4年目
今年はまったく周りに日本人男子がいないので
私が関わる親もみんな外国人
何が正しくて、何が親切なのか、本当にわからないけど
やっぱり、おかしいと感じるものは、おかしい。
これは曲げてはいけないと思うんです。
そんな不思議なパーティーだったわけですが
息子は楽しんで帰ってきたし
私も主役の子には馴染みがあるので
なにはともあれ、主役の少年、Happy birthday。
自然に囲まれたキャンプ写真を見て
北の国からを思い出しただけじゃないのって話でした。
誠意ってなんだろうね。
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