まだブログに書いていなかった、2月上旬のマレーシア・クアラルンプール(KL)旅行のことを、息子が長いサマーホリデーに入る前に書いてしまおうと思います。
お隣マレーシアは、今日から国内移動と国内観光が解禁されたようです。
シンガポールから自由に海外旅行に行けるようになるのは、まだまだ先だと思いますが、近いKLにはまたいつか行く機会があると思うので、備忘録に。
クアラルンプールまでバスで行ってみた理由
2月のクアラルンプール旅行、実はシンガポールから長距離バスを利用しました。
飛行機ならば約1時間で着くクアラルンプール。
バスだと約5時間。
それだけ聞くと、「断然、飛行機」となりそうな話ですが
学校のお迎えでよく会っていたマレーシア人のママ(KL出身)から、いつも長距離バスで帰省していると聞いて、初めて長距離バスに目を向けてみました。
(彼女の家族は3月末に急に帰任が決まり、休校・隔離生活で会えないままKLに帰ってしまった)
【飛行機利用】
- シンガポールのど真ん中辺りに位置する我が家から空港までタクシーで30分
- 子連れだと余裕を持ちたいので、空港チェックインから飛行機搭乗まで最低2時間
- 飛行機で1時間のフライト
- 入国審査&荷物受け取り
- 空港からクアラルンプール中心街までが遠い(過去の経験だとタクシーで約1時間)
- 交通費はLCCで往復一人80~100ドルほど
- レガシーキャリアなら往復一人150~200ドルほど
【長距離バス利用】
- 出発地は家の近くから選べる
- 荷物の重量制限がない(常識の範囲内で)
- 豪華なタイプのバスを選べばリクライニングできるゆったりシート
- ジョホールバルの国境にかかる時間は旅行時期による
- 順調に行けば約5時間のドライブ
- 到着地はKLの中心地を選べる
- 交通費は往復一人50ドルくらい(バスの豪華さや出発・到着地による)
我が家は、2月上旬の学校のタームブレイクの平日を利用してKL旅行をしたので、ローカルスクールホリデーではなく、おそらく空いている。
シンガポールからジョホールバルへ入るのは、トゥアスの国境を利用するようなので、2月の平日なら空いているだろう。
以前マラッカへ行った時に利用したKKKLの長距離バスが広々していて快適だったので、もう少し先のKLにも行けるかもしれない。
飛行機でたった1時間のフライトならばLCCを使うけど、そうすると重量制限が気になる。バスなら液体物も気にせず運べるので、KLで気にせず買い物ができる。
そして何より、バスでKLまで行くというのはどんなものか、興味がある。
そんなわけで、SIN → KL へのバス旅となりました。
バスチケット購入
バスチケットは、シンガポールからの長距離バスを扱うBusOnlineTicket.comで購入しました。
出発時間、利用しやすい乗降地、バス会社を比較検討し、以下のチケットを購入しました。
【往路】
SIN:ジュロンイースト・West Gate発
KL:Berjaya Times Square着
【復路】
KL:TBSターミナル
SIN:Kovan Hub
【バス会社】
KKKL
【料金】
往路31ドル/1人
復路22ドル/1人
往復合計159ドル/家族3人
SIN→KL
出発地のWestGateまでは、家からタクシーで。朝7:30出発のバスを予約していたので、6:45頃にWestGateに着くように家を出て、Jemで朝マック。
KKKLバスに乗るのは、WestGateのカルバンクライン近くのタクシー乗り場付近。
以前のブログをお読みいただいた方はお察しの通り、我が家がシンガポールに引越して来て最初に住んでいたのが、WestGateの目の前のコンドでした。
そこに住んでいた頃だったら、家の目の前からKLに行けたの??という驚き。早くに知っていたら、長距離バスの旅に出ておけば良かった!
7:15頃にバスが到着。
スーツケースを預けて、チケットを見せて乗車。
この旅行時、2月の初めはコロナウィルスへの警戒が始まってはいましたが、まだ武漢便以外の飛行機も飛んでいたし、バスも通常運行。SIN→KLのバスは頻繁に出ているので、土曜日の朝でしたが乗車率は50%くらい。
健康ならマスクは不要と言われていた頃でしたが、それでもマスクをしていた日本人家族。周りの乗客から、不思議な目で見られていたかもしれません。
トゥアスの国境は、ガラガラ。
まずは手荷物だけ持ってシンガポール側のイミグレへ。
息子もイミグレの自動化ゲートを使えるようになったので、あっという間に通過して、また同じKKKLバスに乗って、マレーシア側のイミグレへ。ここではスーツケースも持って荷物検査を通過してから入国。
ここもガラガラで、あっという間に通過して、再びKKKLバスへ。
ここからは、パームツリーが続く風景を延々と眺めながらのドライブ。
KKKLバスはシート幅が広く、リクライニングできるのでラク。座席の間隔も広々。
途中でSA休憩が1回。
ドライバーさんが時間を教えてくれるので、それまでにトイレや食事を済ませました。
同じような観光バスが駐車場に並ぶので、自分の乗るバスを写真に撮ってナンバーを控えました。
日本のSAと同じような感じ。売店とフードコートとトイレ。
1つ注意なのは、さっそくマレーシアリンギットしか使えなかったこと。
我が家はよくJBやマレーシア各地に行っていたので、旅行用財布には常に3000円分くらいのマレーシアリンギットを持っていましたが
WestGateのバスポイントやこのSAには両替所がないので、事前にリンギットを少し用意して行くことをお勧めします。
朝が早かったので、座席を倒して熟睡していたら、あっと言う間にKLに入っていました。
車内の座席ではUSB充電もできるし、通信はいつも使っているStarHubのローミングをONにして、息子のタブレットにもテザリングで繋いでいたので、ネットも使えて快適でした。(KKKLはWi-Fi搭載のはずですがほぼ繋がりません)
約5時間で、順調にベルジャヤ・タイムズスクエアに到着。
KLの中心地で便利。ここからGrabでホテルへ向かいました。
ここに直結のベルジャヤ・タイムズスクエア・ホテルに泊まったらかなり便利だったかも!
KL→SIN
復路は、TBSバスターミナルからの出発を選びましたが、中心地からけっこう遠かった。
マレーシア各地へのバスが発着する、かなり大きなバスターミナル。
発着案内板も、空港みたい。
平日の午後2:00発のバス、我が家の他には老夫婦1組のみ。
ほぼ貸し切りバス状態で、ゆったりフルフラットに座席を倒してラクラク帰路へ。
帰りのバスはまだ新しくピカピカ。KKKLバスは車内飲食禁止です。
復路も、往路と同じSAで休憩。
小腹が空いたので、ヨントーフーを食べました。これが予想外に美味しい。シンガポールとマレーシアは同じようなローカル料理がありますが、よく、何を食べてもマレーシアのほうが美味しいと聞きます。水の違いかな?私はシンガポールの水道水を煮沸して飲んでも喉が苦しくなるので、フードコートやホーカーでスープ類を飲まないようにしていますが、マレーシアなら大丈夫。
帰りのイミグレも、両国ともにガラガラ。
人の流れについて行けないので、どこだ??と探したくらい。。
ここでも、マレーシア側では手荷物だけ持って行きますが、シンガポール側ではスーツケースも持って荷物検査しました。
シンガポール側のイミグレでは既に、通過者の検温装置が設置されていましたが、熱がなければそのまま通過。
復路は、時間を優先してバスを選んだので、到着地が、国境からも我が家からも遠いKovan Hubにしてしまったのが、ちょっと失敗。タクシー乗るからどこでもいいか~と言っていたけど、やっぱり遠くて、家に着くまでに1時間くらい多くかかってしまった。
長距離バス旅をしてみて
今回は空いているシーズンだったため、バスでシンガポールからクアラルンプールに行くのはラクでした。
感覚的には、東京から名古屋までバスで行くのと似ています。
我が家は、息子が1~2才の頃に東京から大阪に帰省する時に、ベビーカーを持って、スーツケースを持って、家から羽田空港まで車で行って、飛行機に1時間乗って、伊丹空港から実家までモノレールと電車に乗って…というので、トータル6時間くらいかかってしまうのが非常にしんどくて
それなら家から大阪の実家まで8時間かけて車で行ったほうが、現地でも車を使えるし、ずっとラクだと思っていたので
シンガポールからクアラルンプールへのバス旅は、あまり苦になりませんでした。
繁忙期は国境が混むので、飛行機を使うほうが断然良いと思います。
時期や時間帯・航空券の価格やバスチケットを比較して、良いと思えるほうを選べる旅の選択肢があるのは便利だと思いました。
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