ホーチミン2区で行ってみたかったお店、「Tuhu ceramics」。
藍色のみで色付け・絵付けされた食器が並ぶお店の写真を見て、ここで食器を買おうと思っていました。
2区は住宅街の中に雑貨店やカフェが点在しているので、散策しながらお店を見つけていきます。
ランチをしたThe Snap Cafe&Restaurantから歩いてTuhuに向かいました。
日本やシンガポールに比べてバイクがたくさん走り、道に信号がないので、最初は歩くのに慣れずにいましたが…交通量の多い1区に比べたら、2区はとても長閑。
Mapを見ながら、ここ??という小路を進んで、突き当りで引き返そうかと思ったら右側にお店がありました。
ガレージを改装したようなエントランスからとても素敵。
シンガポールは食器屋さんというものが、あまりなくて。何故だろう?と考えたら、おそらく、共働き文化・住宅の下にホーカーセンターがある外食文化の国なので、主婦が家で食事を作って食器にこだわる文化ではないからかもしれません。
私もシンガポールで暮らすうちに、賃貸物件で物を増やしたくないし、新しい食器を選ぶ楽しみを忘れていたのですが、我が家は家ご飯が多いので、最近やっぱり少し食器が欲しいと思うようになってきました。
なので、ベトナム各地の焼物を扱うお店が多いホーチミンは、久しぶりに食器を見る楽しみがありました。
店内に入ると、見事に藍色の食器がずらりと並んでいます。
写真を撮っても良いかスタッフさんに尋ねたら、どうぞどうぞ!と言って下さったので、撮りまくる。
藍色だけでも色の付け方によって全然変わるので、どれにしようか迷いました。
洋服も少し扱っていて、小花柄のシャツやワンピースが可愛かった。
おかずを乗せたり、取り分けをするお皿が欲しかったので、こちらを4枚。
この旅行の前日に、手を滑らせて、息子の茶碗を割ってしまって…
日本にいた頃から4年くらい愛用していたので、割れた茶碗を見て息子が泣いてしまって、申し訳なく。ここで新しい茶碗を自分で選んでもらいました。
年末年始に幼馴染の友達が泊まりに来てくれることが決まったので、来客用にも1つ。
なぜ、このTuhu ceramicsで食器を買おうと事前に決めていたかと言うと
私たち夫婦が結婚した時から使っている夫婦茶碗に雰囲気が似ているからでした。
この夫婦茶碗は、結婚した時に、夫の高校の同級生のお父さんが、自分で焼いて贈って下さったのです。
私は大阪に住むそのお父さんに面識がなかったので、突然「イマさんのお父さんから夫婦茶碗が届いた。しかも手作り」と小包を開ける夫に、えらく驚いた記憶があるのですが
あれから15年
シンガポールにも一緒にやってきて、今も毎日のように食卓に並ぶ、イマさんのお父さんの茶碗。
なので、それとよく似た雰囲気のTuhu ceramicsで息子の茶碗と、並べると合う皿が欲しかったのです。
子供にも扱いやすい、ぽってりとした厚みのある器。
いつか再訪して、ここで食器を増やしていくのも良いな。
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