雨の日曜日。
先週、新年度が始まった息子は、久しぶりの登校と新しいクラスで、ちょっと疲れていたようで
朝食は、パンと目玉焼きとハムと牛乳という至って普通に食べているメニューだったのに、食後に口の周りに赤くポツポツと湿疹が出ていたので、ゆっくり過しました。
ただ、前日に雨に降られてテロックブランガー駅に置いてきた自転車を取りに行かなければならなかったので
そのついでに、またAnchor pointのMA MAISONへ行き、ランチ。
入口近くの席に着いたら、ワンピースの漫画本がたくさん置いてあることに気付く。
日本だ!
日本の洋食屋さん、喫茶店だ〜!
前回、夜に来たときも、レストランの価格が高いシンガポールで、何て嬉しい日本価格のお店なのだろうと思ったのだけど
ランチはさらに盛り沢山で
ハンバーグのお値段に、スープ、サラダ、ライスかパン、ドリンク付き。
さらに、Kids and Family Fairで、またビールとアイスと玩具を頂きました。
さすが名古屋発な太っ腹感。
夫が食べていたミディアムレアのステーキが、柔らかくて、とても美味しかったらしい。
私と息子は、夜に食べた、お肉がほろっと溶けるような柔らかいハンバーグが食べたかったのだけど、ランチのハンバーグはちょっと硬くて、違ったかも。
でも付け合せのバジルパスタを息子がいたく気に入って、私の皿の分まで食べて
さらに私の分のライスまで少し食べ
まるでジブリ映画の食事シーンのように
ガッツガツと
「お腹空いてたの!ありがとう!」みたいな勢いで食べていた。
シンガポールに来た頃は
海外で育てるんだから、息子には、日本のご飯だけじゃなくて、色んな食事に慣れてほしくて
色んなジャンルのレストランや、ホーカーにも連れて行ったけど
言語や感覚はもう日本人ぽくは無くなったのに
食事だけは、和食、日系レストランでないとダメで。
でも、ふと気付いたんです。
インターの子供たち、みんな自分の国の料理しか食べない子が多い。
シンガポールで生まれ育っても、チキンライスは食べたことがない、というイギリス人が多いし
PlaydateでBFF君のランチを見ていても、ピザやホットドッグやチキンナゲットとか、食べ慣れた物しか食べない。
学校の先生たちも、好きなもの、食べたい物を、お腹いっぱい食べさせなさい、と言うように
それでいいんだな、と思う。
日本人の私は、彩りよく、栄養バランスが取れた食事を、好き嫌いせずに、、と言うのが食育だと思って来たけど
その感覚が、必ずしも、誰にとっても正解ではないことを知る海外生活です。
今、コロナ禍で、医療が脆弱な国に駐在している友人家族が、社命で日本に長期帰国していますが
インターに通うお子さんが、オンラインで授業を続けつつ
日本の公立小学校に一時的に転入して通っていて
「給食の牛乳を残したら、班の全員の連帯責任」という制度に、疑問を持ったようで。
日本の公立小学校に通った私なら、まぁその意図は、酪農の仕事をする方々への感謝とか、わからなくもないけれど、でもそれは30年以上も前の話で、未だにその感覚が続いていることに驚きました。
アレルギーの子は?
お腹が痛い子は?
今日は飲みたくないという自由は?
既に私も、日本社会の感覚は理解できなくなりつつある点があるかも。
でも、身体はやっぱり日本のご飯LOVEなんでございます。
話が逸れたけど
MA MAISON、美味しくて満足の休日ランチでした。
ついでにIKEAで、大きな犬のヌイグルミを連れ帰る。
最近、抱き枕的な大きなヌイグルミと寝たがるようになった息子。
鮫の”シャーキー”とともに、この犬(名前はまだ無い)が加わり、ベッドが満員御礼です。
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