Trick or Treat! Halloween 2019

◆イベント・シンガポール
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今年もやってきましたハロウィーン。

日本に住んでいた時は、ただの仮装大会、もしくはハロウィーンという名目で集まってパーティするだけのイベントでした。

クリスマスや、最近流行り始めたらしいイースターと同様に。

おそらく、海外でのイベント行事が海を渡ってアジアの極東・日本に伝来する時に、正しく伝わらず、伝言ゲームか、連想ゲームのように伝わってしまうんでしょうね。

何事も、宗教行事であることはまるで関係なく、ただのパーティ行事になってしまう日本。


と言いたくなるくらい、毎年、渋谷のひどい暴動騒ぎが報道されるハロウィーンですが。


シンガポールでは、ハロウィーンは、あまり一般的なイベントではないようです。


外国人が多く住むコンドや戸建て街では住民主催のイベントが開かれたり、インターナショナルスクールでは学校や保護者主催のイベントが開かれています。

家から近いクイーンズタウン駅前でも、コミュニティーセンターが開催するハロウィーンパーティの案内の垂れ幕を見たので、HDBでも開催されているようです(今年は行かなかったけど、いつか行ってみたい)。

Halloweenの起源


じゃあ、ハロウィーンて一体何なの?と言うと


古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源といわれており、 新年とされる11月1日の大晦日にあたる10月31日の夜に、先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。日本のお盆のような期間ですね。

しかし、悪霊も一緒にやって来て、悪いことをするといわれていました。そこで人々は悪霊を追い払うために、悪霊が逃げていくような仮装をし、魔除けの焚き火を行ったのだそうです。それと、秋の収穫を祝う祭りが一緒になったのが、ハロウィーン。

現代では、アイルランドの物語に出てくるジャックの霊を模ったカボチャのジャック・オ・ランタンを飾り、「Trick or Treat(お菓子をくれないと悪戯しちゃうよ)」という言葉を合図に、悪霊の仮装をした子供たちが家を回るというイベントになっているようです。

シンガポールのハングリーゴーストが、これによく似ていますね。シンガポールでは中秋節の頃にこのハングリーゴーストがあるので、ハロウィーンは一般的では無いのではないでしょうか。

農作物を作らない、農業を生業にしている人のいない、秋の来ない常夏シンガポールですから、秋の収穫を祝うことは無いですしね。

Halloweenグッズはどこで買う?


そんなシンガポールでも、仮装や飾りつけは売っています。

★Cold Strage、Fair Priceなどのスーパー

★パーティーグッズ専門店SPOTLIGHT

★Lazada、Amazon sg、Qoo10などの通販サイト

などでお手頃な物が手に入ります。


他には、タングリンモールなどにも本格的なパーティグッズショップがありますが、お値段は高め。日本で買うコスチュームの値段からすると、びっくりするくらい高かったりします。

私は、ホーランドビレッジ駅前にあるローカル玩具屋さんに行くことが多いです。


ハロウィーンイベントは夜暗い中を歩くので、息子の手首に光る物を付けたら、はぐれないかな?と思って、光るブレスレットを買ったのですが。

3個入りで1.8ドルのブレスレットを買おうと思ったら、お店のおじちゃんに「50個入りで10ドルのがお得だから買いなさい!2年持つから!」と勧められました。いや、そんなに要らない。。一瞬、50個買って友達に配ろうかな?とも考えたのですが、みんな付けていたら、誰が息子かわからなくなって、そもそも付ける意味がなくなってしまうので。。


Chip Bee GardensのHalloween


我が家は、息子の学校で盛大なイベントがあるので、街のハロウィーンイベントに参加したことはなかったのですが、今年は、同じコンドに住む外国人のご一家がTrick or Treatに来てくれて、そのついでに息子を連れてホーランドビレッジ駅に近いChip Bee Gardensのクラスターハウス(横に繋がっている戸建てのような住宅街)にもTrick or Treatと回ってくれたので、近所でもハロウィーンを楽しむことができました。


ハロウィーンからクリスマスにかけて、Chip Bee Gardensのクラスターハウス街は可愛く飾りつけをしている家が多いので、ここを通るのはホーランドビレッジで生活する楽しみのひとつ。


翌日の学校イベントの準備のことばかり考えていたら、当日は息子に仮装をさせるのを忘れてしまって…外国人のお宅に行った時に、ガイコツのお面をもらって着けて回っていました。これも来年はもっとちゃんと準備しよう。。


Treatは、日本の幼稚園のハロウィーンイベントでは、たくさんのお菓子と小分け袋を買い込んで、数種類のお菓子を詰め合わせにして渡す過剰包装だったので、これが手間だったのですが

外国人は、本当にキャンディ1つ、チョコレート1つだけなので、気軽です。

普段でも外国人の子供たちと遊ぶと、おやつにスナックやスイーツは食べず、フルーツやクラッカーのみという場合が多い。あまりたくさんの出来合いのお菓子を子供に与えないようです。


学校のHalloweenイベント


息子が通うインターナショナルスクールでは毎年、保護者ボランティア主催で盛大なイベントが開かれます。

アイルランド人、イギリス人がたくさん在籍しているので、悪霊除けのための飾り・仮装・メイクを施すので、夜暗くなると、幼稚園の小さい子たちは本気で怖がるくらいグロテスク。


去年までが怖くて暗すぎたからか?

今年は趣向を変えて、電気のある明るい場所で開催されました。

暗い場所だと思っていたので、口の周りを血だらけメイクにしていったのですが、明るい電気の下で見ると、ちょっと滑稽だったような。。来年はこれももうちょっと考えなければ。。


で、結局Halloweenて何なの。

結局、ハロウィーンに関係ない日本人が、ハロウィーンに関係ないシンガポールで、アイルランド人やイギリス人に混じってハロウィーンイベントに参加させてもらっているだけなので

じゃあこれがハロウィーンなのかと言ったら

多分、そうではないような気もしますが。


だからと言って、何でも良いじゃん、楽しければ!

というものでもない気がして。


結局、何だろう、ハロウィーンて。


という気持ちで、今年も終わったハロウィーンイベントでした。


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