目に見えない新型コロナウイルスに戦々恐々としている時に
息子、学校で38.5℃の発熱でナースからお迎え要請電話がありました。
赤ちゃんの頃から丈夫で、夜に熱で救急に行ったこともなく、シンガポールに来てから一度も発熱なし。
旅先で突然のナッツアレルギー発作とか、腹痛で病院にかかったことはあるけれど、日常生活で病院に行くことがほとんどない。
そんな息子が、こんな時期に高熱。
朝は元気で熱などなく、ランチも完食してきた。
午後になって突然寒気がして発熱したようです。
実は先週、息子にとっての一大イベントが学校でありまして、その疲れからの発熱のよう。
咳や鼻水くしゃみ等の症状は一切なし。
ナースも、息子が緊張で疲れたのだろうと、深刻さ無しで対応してくれました。
が
この時期だから致し方なしですが、マスクをしてぐったりした子を乗せるタクシードライバーさんも警戒したようで
マスク装着、窓全開、一言も口を聞かずにオーチャードの日系病院まで運んでくれました。
先日、タクシードライバーさんのコロナウイルス感染があったので、今タクシー業界も命懸けですよね。。
小児科で丁寧に診察してもらい、インフルエンザ検査もしましたが陰性。
コロナウイルスでもないでしょう、とのことで、帰宅。
夜は食欲もなく、解熱剤を飲んで、大汗かいて寝て、朝にはスッキリ。
お腹空いた〜と、ごはん2杯。
翌日も熱が下がらず苦しかったら、もう一度インフルエンザ検査に来てくださいと言われましたが、ぐっすり寝て、スッキリした様子。
よかった。。
そして、そんな時に世間ではコロナウイルスへの警戒レベルが上がり
もう一段階上がったら外出禁止の事態になるという事で、気付いた時には宅配スーパーのペーパー類や日持ちする食品は完売に。フェアプラやシェンション、コールドストレージからも軒並み商品が消え、レジは長蛇の列。
夫が朝ローカルスーパーに行ったら、こんな感じ。
「買い占め」という言葉をよく目にしますが
宅配スーパーで完売、外出禁止レベルになったら買い物に出られないんだから、備蓄を買いに行くのは当然。
食料や日用品なしで、生きていけませんから。
日本にいた頃は、台風、地震、毎年のように災害があって、備えることに慣れていたけれど
自然災害のないシンガポールでは、すっかり平和ボケしていて
あと3日は生活できるけど、それ以降の備えなんてない、という暮らし。
それはみんな買い物に行きますよ。
我が家は3人家族だから、それほど食料も日用品も大量には要らないけれど
子供が3人以上いたり、祖父母が同居していたり、住み込みのヘルパーさんがいたら、必要な買い物は我が家の倍以上。
うちは1個で足りるものを、人数が多かったら2〜3個買うのは当然。
子供たちは外出させたくないし、小さい子はレジ待ちも辛いから、例えば母や父が一人で買い物に行って、たくさんの家族分のたくさんの買い物をカートに積んでレジに並んでいたら、「買い占め」と言われちゃうんじゃないかな。
必要以上に、自分たちだけ手に入れば良いと「買い占め」てる人なんて、あんまり居ないと思うけど。
大抵の人は、ただ必要な物を買っているだろうに、「買い占め」て言葉を使うのは、嫌だなぁと思ったりします。
実害あるのに「風評被害だ」と言ってるような。
なんか使う言葉、間違ってませんか的な。
もうすぐ牛乳が無くなるので、朝、夫が近所のスーパーに行ったら全然在庫がなかったけれど
夜にシティスクエアのドンキに行ったら、豊富にありました。
同じくシティスクエアに入っているフェアプラにはトイレットペーパーは無かったようですが、ほかは通常と変わらない品揃え。
朝、人がたくさん集まった時には、物は無くなるし、レジも混んでいたけど、夜は商品も補充されて、レジも空いていたとか。
警戒レベルがレッドに上がったら、買い物にも行けない、食品がなかったら困る。
落ち着いて、でも確実に、備えはしたいです。
シティスクエアに行った夫、初めてタイプーサムに遭遇したようで
痛いの怖がりなので、おそらく目を背けて通っていたのではないかと。。
息子を家でゆっくり休ませていたので、今日は私と夫で手分けして、時間をずらして買い物に出て
私は昼間、グレワに行きました。
明治屋はそれなりに混んでいたけど、いつも通り、一週間分くらいの食材を買い(買い占めてないすよ)
コールドストレージは、もう買い物かごも買い物カートも無いくらい混んでいたので入店を諦め、とりQで焼き鳥を買い、ビアードパパでおやつを買い、SALADSTOPでランチを食べ(ファラフェル入りの美味しかった!)
なんか賑やかだと思ったら、こんな時にもライオンダンスが来ていた。
何事かと遠目に見ていたら、その横に、あのジュロンポイントでしか見たことがなかった、美味しい日本のパン屋さん「五穀七福」がオープンしているではないですか!
新生グレワ、色々便利なお店が入って、本当に便利になりましたが
これは嬉しい。
食パンと、もちもちのチーズパンやら雑穀パンを買って、10ドルくらい。お手頃価格で美味しいパン屋さん。
そんな感じで、今日は夫と手分けして買い物で終わって
息子も家でゆっくりして、すっかり平熱になり、疲れも取れてきたようで、良かった。
家で何をして過ごそうかなぁと思っていたけど
今月から、シンガポールのNetflixでジブリ作品が観られるようになったことを思い出し、映画鑑賞。
私が一番好きな『紅の豚』を、息子におすすめ。
飛行艇乗りのロマンがあり、もうずいぶん前の作品ですが、アドリア海の画がきれいで、何度観ても好きな作品です。
息子は、毎日家では日本語で会話していますが、わからない単語の意味を聞き飛ばすとストーリーが追えなくなるらしく、日本語よりも英語で観たほうがわかるらしい。
豚の姿のポルコのことを「Piggy良い人だけどちょっとカッコつけてて悪そう」とか呟きながら観てました。
ちなみにシンガポールでは、選べる音声は、日本語、英語、中国語。
日本にいた頃に観たDVDに入っていた、ジャン・レノの渋い渋いフランス語版は聴けないのは残念。
英語版では、ポルコの声は、初代バットマンを演じたマイケル・キートン。
英語版のタイトル『紅の豚』ではなく、『Porco Rosso』です。
しばらく、人混みを避けて、人が集まるのも避けたほうが良いので(学校行事もほぼ延期中止が決定)
家でNetflixを色々楽しもうかな。
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