ホーチミン旅行2日目のディナーは、1区レタントンのエリアにあるベトナム料理店「Hoa Tuc ホアトゥック」を予約していました。
このトンネルのようになっている門を通って敷地内に入ると、他にも6〜7軒の飲食店が入っていました。
ホアトゥックはこちらの建物。予約時にテラス席が屋内席が希望を聞かれましたが、テラス席も人気のようで、たくさんのテーブルが並んでいます。
我が家は屋内席を希望していたので、建物の中へ。
クリスマスの装飾もあり、とっても素敵。
こちらのレストランは、元ホーチミン駐在をしていた友人のおすすめで、「戦前のアヘン製造工場を改装した建物で、雰囲気がとても良い」と聞いていて、今回行ってみました。
店内には額に入った古い写真がいくつか飾られていて、私の席から見えたこの写真。
この敷地に入る時に通ったトンネルのような門が、これですね。
上の写真の当時はフランス語で「MANUFACTURE D’ OPIUM」(アヘン製造工場)」と書かれていますが、現在は「THE MANUFACTURE COURTYARD」(製造工場の中庭)ですね。
かつてはアヘン製造工場だったとは思えない、優雅でとても雰囲気の良いレストランです。
こちらのレストランはメニューがたくさんあるので迷ってしまう。でもベトナム語、英語、日本語表記があるのがありがたい。
サイゴンビールとコーラで乾杯。
野菜を好まない息子との2人旅なので、サラダのようなメニューはオーダーしないのですが、ベトナム料理は必ずフレッシュな野菜がたくさん付け合わせに出てくるのが嬉しい。
海老と蟹の網の目ライスペーパー揚げ春巻き
これは私の大好物、ベトナムのミニライスパンケーキ。ベトナム料理店にいくと必ず食べたい一品。こちらでは、ホタテか海老を選べたので、珍しいホタテにしました。
イカの薄衣揚げ 焼きオクラ添え。
蟹と夜来香の春雨炒め。
これが絶品!この夜来香(イエライシャン)と呼ばれる花の蕾、ティンリーとも呼ばれるもので、ガーリックで炒めるとなんとも言えない歯応えで、とても美味しい。ベトナムではポピュラーな食材なのだそうです。そういえば以前ホーチミンで花鍋を食べに行った時(こちら)もこのティンリーが入っていたっけ。
他にも色々と食べたいメニューがあったけど2人ではこれでお腹いっぱい。ここは夫も一緒にホーチミンに行く時に再訪します。
デザートのマンゴーシャーベットとフラン(プリン)、ソルティドクリームベトナムコーヒーも美味しかった。
マンゴーシャーベットはもう一つオーダーしようか迷うくらい美味しかったらしい。
素敵なハイセンスのレストランで食事を楽しんで、お会計は約6,000円くらい。
シンガポールだったら3倍だね、と毎回言ってしまう。
ーーーー
蛇足ですが、シンガポールにも元アヘン製造工場だった建物が残っており、現在はブキ・チャンドゥ回想館として一般公開されています。
日本語ガイドがなく、あまり日本人は訪れない場所かもしれませんが、こちらも優雅なコロニアル様式のバンガローが保存されています。パシールパンジャン駅から歩いて行けます。
現在の展示のメインはアヘン工場時代ではなく、第二次世界大戦での日本軍によるパシールパンジャンの戦いの激戦の様子を語り継ぐためのヘリテージセンターになっており、ボランティアガイドもシンガポール人かイギリス人の方が多いようなので、日本人としては行きにくい博物館の一つかもしれませんが、機会があれば是非。
にほんブログ村